本
【概要】著者(監督):瀬尾まいこ 「あれ、これって青春?」 「どうやらそのようですね」 初・瀬尾まいこ。バレー部での痛ましい記憶や浅見さんとの不倫関係といった主人公の心の澱(檻)のようなものが、文芸部の垣内君との交流で浄化されていく。「由布子…
【概要】著者(監督):長谷川高 「家の購入を考えていらしゃる方々に向けて、実務的なノウハウだけでなく、一生において一番高価な買い物であろう「家」にどう対峙したらいいのか、少なくとも失敗しないためにはどうしたらいいのかを、あらゆる面から具体的…
【概要】原作:斎藤隆亨 マンガ:ほづみりや/サイドランチ 宅建の重要ポイントだけマンガで簡単に説明している。画がキャッチ―で取っつきやすい(泉さんやジャンヌがKAWAII)。制限行為能力、所有権、抵当権、債権譲渡、宅地・建物、媒介契約、重要事項説明…
【概要】著者(監督):岸川真 映画向けのシナリオの書き方や三段階構成について伝授する。いわく「創作的なお通じをよくする浣腸のようなことをやってみます」。ホラーやアクションなど各ジャンルの型、を名作映画たちを例にとって解説。職業柄とはいえ映画…
【概要】著者(監督):吉田親司 厳しい出版業界の環境の中、架空戦記というニッチ分野を中心に専業作家で泥臭く生き残ってきた著者。『小説家になって億を稼ごう』のB面として、凡人ならではのサバイバル方法を記す。ノウハウ本というよりは読み物といった…
【概要】著者(監督):森谷公俊 アレクサンドロスの生涯は一篇の大河小説のごとく、名立たる逸話にあふれている。開戦劈頭グラニコスでの華々しい一騎打ち、だれも解けないゴルディオンの結び目を一刀両断にしたとの伝説、リビア砂漠のアモン神殿における謎…
【概要】著者(監督):? 編:鈴木裕子 パパ「返す返す、とりかえばやと思されける」 それなりに有名だが意外と読まれていない古典代表格。ソフィア文庫なので有職故実や服装・調度品の図解あり。「君の名は。」で少し知られるようになったとか。なお突然「…
【概要】著者(監督):小林多喜二 誰かの言っていた「カムサツカ体操」を求めて。 「おい地獄さ行(え)ぐんだで!」 で始まる地獄の船旅。労働者たちが家畜のように扱われ、仮借なき搾取により心身ボロボロになるも、「人間の命を何んだって思ってやがるんだ…
【概要】著者(監督):高野秀行 約25の外国語(英語、フランス語、コンゴ語、タイ語、ビルマ語、中国語、ワ語…)を学んできた著者が、20代の「胡散臭い人間」だった時代を言語的な側面にフォーカスして振り返る。珍獣を探したり、アブない組織へ接近したり…
【概要】著者(監督):誉田龍一 監修:校條剛 タイトル通り。Tipsとしては、PCで書く、終わりまで書く、プロットを入念に練る、人物に困難を与える、登場人物を成長させる、必要なことだけを書く、プリントアウトして推敲する、勝てそうな媒体に投稿する、…
【概要】著者(監督):W・シェイクスピア 訳:中野好夫 "O Romeo, Romeo! wherefore art thou Romeo?"があまりにも有名。けっこう面白い。敵(かたき)同士の両家の息子と娘が恋しちゃうという王道展開。仮面舞踏会で出会った二人は夜毎の逢瀬で愛の言葉を交…
【概要】著者(監督):W・シェイクスピア 訳:福田恆存 "To be, or not to be, that is the question."や、オフィーリアさんが溺れることでおなじみ。あらすじ:父王の亡霊のタレコミにより、現王が王位に就いた陰謀を知ってしまうハムレット。復讐を心密か…
【概要】著者(監督):夏目漱石 某明治の近代人が、いわゆる「修善寺の大患」で文字通り生死の境を彷徨ったあと、一命を取り留めてから書いた表題作「思い出す事など」などの随筆を収める。一種の悟りに達した漱石は透明で超然とした境地につかの間至ること…
【概要】著者(監督):成田悠輔 最近よく見るオシャレメガネの彼。 「断言する。若者が選挙に行って「政治参加」したくらいでは何も変わらない」 とのっけから冷酷に宣言し、疲労した民主主義(政治制度)の処方箋を提示する。著者的には「無意識データ民主…
【概要】著者(監督):辺見じゅん 「ぼくたちはみんなで帰国するのです。その日まで美しい日本語を忘れぬようにしたい」 マルチタレントを持っていた男・山本幡男の遺書を中心に、過酷な収容所(ラーゲリ)生活を紙上に復元する。過労や酷寒や病に多くの仲…
【概要】著者(監督):森見登美彦 「たしかに辻褄は合っている。しかし本当にこれでいいのだろうか?」 『四畳半神話大系』の続編もといパラレルワールド。相変わらずくどめな文体だが読みやすい。森見登美彦作品は若干文体がラノベ気味なので活字よりもア…
【概要】著者(監督):中村哲 ETV特集「武器ではなく、命の水を」でおなじみ。中村医師の突破力がすごい。土木技術を磨いた。緑がよみがえった。モスクも建てた。 specials.nishinippon.co.jp www.tokyoweekender.com そんなナカムラおじさん唯一の自伝。 …
【概要】著者(監督):本郷貴裕 プラントエンジニアリングでおなじみEPC契約(Engineering, Procurement, Construction)の実務がわかる。「まっとうに仕事を遂行したコントラクターが得るべきものを正当に得られる契約書」にすることを目指しているとのこと…
【概要】著者(監督):東洋エンジニアリング株式会社 エンジ御三家のTECが書いたPM本。本書を書くこと自体が1つのプロジェクトだったらしい。PMに関する具体的なツールとして、EVM(Earned Value Management)が紹介されているが、それ以外はだいたいPMの心構…
【概要】著者(監督):佐々木ランディ 横浜生まれのランディが、あまり聞かない「水中考古学」について具体的なプロジェクトの話を織り交ぜながら解説する。装丁が高級感あり。 UNESCO推定では300万隻の沈没船があるらしく、貿易船がほとんどの模様。ローマ…
【概要】著者(監督):高野光太郎 「日本にはウォンバットに特化した書籍がない」☜それね( ˘ω˘ ) ので、本書が本邦初のウォンバット本みたいだ。著者の半生記兼ウォンバット本。かつて動物アレルギーだった著者。イマイチな英語力をひっさげ大学から海外に…
【概要】著者(監督):江上剛 「少壮者に貴ぶ所は敢為の気力である」、そして、「事業の進歩発達にもっとも害するものは、青年の過失でなくて、老人の跋扈である」でおなじみ伊庭貞剛伝。 京での攘夷運動や御所の警備に参加したり、北海道の司法界でそこそ…
【概要】著者(監督):角田房子 「何処へでも、何時でも、私が証人として行くから」 「それでもなお戦争犯罪者として裁こうとするのなら、監督指導の地位にある最高指導者を責めるべきで、個々の将兵を裁くべきではない。よって速かに私を戦犯収容所に収容…
【概要】著者(監督):日下公人 今村均は日本軍という恐竜のような巨大組織の中にいて、けっして自分を見失わなかった。英知に裏づけられた美しい生き方を私たちに示してくれる。 戦争遂行能力というよりは徳の高さで高評価を受けている旧日本軍人・今村均…
【概要】著者(監督):三木那由他 〇コミュニケーション:C 発言を通じて話し手と聞き手のあいだで約束事を構築していくような営み〇マニピュレーション:M 発言を通じて話し手が聞き手の心理や行動を操ろうという営み 会話や言葉の意図や効果を言語化する…
【概要】著者(監督):稲田豊史 ストーリー性のある映像コンテンツに対し、倍速視聴や10秒飛ばしを悪気なく駆使する若年層の割合が増えてきている。その謎を解き明かすため昨今の社会環境や映像技術、価値観の変化などの環境影響を考察する。 ☆倍速視聴・10…
【概要】著者(監督):米澤穂信 『氷菓』でおなじみ。ミステリ作家らしく、ちょっとした違和感やあやしげな所作をチラ見せするのがうまい。やはり著者の方が一枚以上は上手で、読みやすい文体と秘められた謎に幻惑されて、手のひらで転がされている感じがす…
【概要】著者(監督):シェイクスピア 中野好夫訳 友情と愛情はどっちが勝つのか。当時の親しまれていた話をシェイクスピアが再構成した模様。悪役のシャイロックの存在感や第四場の裁判の盛り上がりがすごい。変装したポーシアさんの名判決には「待ってま…
【概要】著者(監督):赤坂真理 本書の白眉は「天皇の戦争責任」についてのディべートなのだが、そこまでが遠いんだ これが。300頁ぐらい掘り進まないといけないから。 一見面白そうなのだが、全体的に読みづらい。鹿狩りとレイプ未遂事件とか、少女期の二…
【概要】著者(監督):岩崎育夫 経済発展を唯一のイデオロギーとした国家主導型の開発を続け、東南アジア地域の結節点として確固たる位置を占めている都市国家シンガポールの歴史を紹介。政治・経済・教育など、経済発展を至上命題としたシステム構築に励ん…