【概要】
著者(監督):米澤穂信
『氷菓』でおなじみ。ミステリ作家らしく、ちょっとした違和感やあやしげな所作をチラ見せするのがうまい。やはり著者の方が一枚以上は上手で、読みやすい文体と秘められた謎に幻惑されて、手のひらで転がされている感じがする。「万灯」「関守」が個人的には面白かったかな。
氷菓と言えば評価の高い人☟
【詳細】
<目次>
- 夜警
- 死人宿
- 柘榴
- 万灯
- 関守
- 満願
<メモ>
- 夜警⇒消えた弾丸。
- 死人宿⇒死ぬものは死ぬむなしさ。
- 柘榴⇒女ってこわいな。
- 万灯⇒悪業の報い「——そしていま、私は裁かれている」
- 関守⇒怪奇ライター、妖怪ババアに会う。最初は本気じゃなかった主人公が連続
- 不審死の謎を追っていくうちに夢中になる、その語り口が読ませる。怪談みたい。
- 満願⇒掛け軸は見た。