2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧
【概要】著者(監督):ブライアン・シンガー Queenのメインボーカル、フレディ・マーキュリーの伝記映画。脚色があるとはいえ、Queenを深く知るきっかけになるのでは。サントラもうっかり買ってしまったぞ。 Queenのことはまあ聞いたことあるけど程度であっ…
【概要】著者(監督):松本修 タイトルに惑わされてはならぬ。柳田の『蝸牛考』でおなじみ「方言周圏論」をメイン武器に、女陰語・男根語の歩んだ歴史に分け入っていく。一言で言うと「饅頭」(と「珍宝」)をめぐる物語。 好奇心から読み進めていくと、著…
【概要】著者(監督):0号室 ノロケエッセイもといライフハック集。妻へのしゅきしゅきオーラが伝わって来るので読んでいるこっちが気恥ずかしい。スピッ〇よろしく、ささやかな喜びをつぶれるほど抱きしめることが成熟社会のライフハックなのかもしれない…
【概要】著者(監督):本庶佑 ノーベル賞でおなじみ。DNA関連の生物学・医学の発展のあらましと最近のトピックについて語る。エピジェネティクス、分子標的薬、遺伝子病、ゲノムコホートなどのテーマについて触れているが、それぞれの内容が散漫で有機的な…
【概要】著者(監督):藤沢周平 (上)米沢藩主上杉鷹山の一代記。藩内クーデターと火の車財政が印象的な上巻。のちの鷹山はいまだ雌伏のとき。人を動かす難しさ、改革を断行する難しさを感じられる。守旧派を排除し、いざ財政立て直しのお手並み拝見といっ…
【概要】著者(監督):ジェーン・スー 「片桐はいり村いちばんの美人」が女子性について諧謔と切なさを交え語る。演題は、結婚、容姿や若さ以外の価、値隙、仕事ゲーム、父娘関係、東京など多岐にわたる。深爪とかトイアンナ的なやつ。曰く「女は生涯、いち…
【概要】著者(監督):藤田嗣治 Foujitaの自伝的エッセイ。巴里楽しみすぎ、パパ甘すぎ。 黒田清輝、森鷗外、ピカソ、モディリアーニ、ルノアールなどの同時代人が平気で出てくるのがすごい。 「喜々として私の画を懐に抱いて帰って行く少年は、今も私の美…
【概要】著者(監督):山田詠美 ちょっとヘンで訳ありの男女の、ちょっと肉感的な短篇集。肉体労働者を主人公に、リアルな味覚・触覚が紙面から漂う。部屋のちょっとした小物や料理の描写が感覚を刺戟する。 「憐みに肉体が加わると恋になる」「たったひと…
【概要】著者:眉村卓病床の妻に贈った千夜一夜物語。そのうち19篇をエッセイとともに紹介する。ショートショートのクオリティはそうでもないが、エッセイの随所に鏤められた妻との想い出や所感に、著者の実直な人柄と円熟した夫婦の静かな情愛を見た。曰く…
【概要】著者(監督):いろいろ(五名共著) 五名の歴史学者が日本史の主な論点を整理する。日本史が概観できお得感がある。 「邪馬台国はどこにあったのか」「元寇勝利の理由は神風なのか」といった定番の話題はもとより、「中世はいつ始まったか」「いつ…
【概要】著者(監督):堀内一人 序盤はまあまあだが、後半はう~ん? といった感じ。まあリクルートってこういう人いそうだな~と。考え方の一つの類型として。 序章の「自分を手放す」というのは仏教的で無口な自分にはなじみやすい考え方ではある。あとは…
【概要】 著者(監督):石田衣良 アラサー女性4人組のコンカツ戦記(アラ還も)。合コン、お見合いパーティ、仕事での出会い、知人の紹介…あらゆる戦場で闘い続けた先に「運命の人」は現れるのか。他人事でないのが恐ろしい。 総合職と一般職、正社員と非…