Javaさんのお部屋(サム・ジーヴァ帝国図書館)

Javaさんのお部屋です。引っ越しました。詳しくは「はじめに」を読んでね。スマホ版は全体像が見えにくいから、PC版と切り替えながら見てね。

谷崎潤一郎

ホーキーベカコン

【概要】著者(監督):笹倉綾人 谷崎の『春琴抄』を正統にかつ十二分に翻案しコミカライズ。加虐・嗜虐性癖や変態性がうまく表現されている。船場言葉の監修付きなのも良い。原作の変態性と耽美性、語り物感をうまく漫画化できていたと思う(๑╹ω╹๑ )原作では…

谷崎潤一郎 2

(๑╹ω╹๑ )そういやJavaさんって彼女いるの?(・ε・)藪からスティックにどうしたい!?思わず狼狽してしまったよ…。ま、見ての通りいないよ。あらま、おいたわしう。モテそうなのになんでだろうね。なんでだろうね。ふしぎだね。どんなひとがいいの?そりゃ…

谷崎万華鏡

谷崎万華鏡 - 谷崎潤一郎マンガアンソロジー [単行本]著者:いっぱい評価:B【評】読んだことある書き手も、ない書き手も。好きに解釈してチョーダイ。以下のものが面白かった。「谷崎ガールズ」...導入部ご苦労。最もクセが少ない。「少年」…絵柄がマッチし…

谷崎潤一郎 新潮日本文学アルバム

谷崎潤一郎 新潮日本文学アルバム〈7〉 [単行本]編:新潮社評価:B【評】妻千代との離婚を報せる挨拶状。松子宛の書簡。孫娘に宛てたオヂイチャンのお手紙。女にいれあげた瘋癲老人の艶やかな一生を見よ。

潤一郎ラビリンス〈5〉少年の王国

潤一郎ラビリンス〈5〉少年の王国 (中公文庫) [文庫]著者:谷崎潤一郎評価:B【評】『小さな王国』目当て。滑稽でありながらも空寒い、沼倉帝国の築きあげられてゆく様を見よ。

文章読本

文章読本 (中公文庫) [文庫]著者:三島由紀夫評価:B【評】私はなるたけ自分の好みや偏見を去って、あらゆる様式の文章の面白さを認め、あらゆる様式の文章の美しさに敏感でありたいと思います。私はブルジョア的嗜好と言われるかもしれませんが、文章の最高…

作家論

作家論 (中公文庫) [文庫]著者:三島由紀夫評価:B【評】鷗外、谷崎、川端、とユキオが好きな作家を挙げていく。「鷗外」われわれは、長い山道を汗を流して歩いたあとにありついた一杯の冷たい井戸水に酔うように、その澄明さに酔うのである。

谷崎潤一郎

変幻自在の帝王。読んだものだけテキトーに紹介するぞい(・ε・) 【主役】 刺青・秘密 (新潮文庫) [文庫]短編集!変態ぽくてグッド!痴人の愛 (新潮文庫) [文庫]悪魔的女!ナオミに操縦されたいヤツは手をあげろ!春琴抄 (新潮文庫) [文庫]句読点が行方不明…

台所太平記

台所太平記 (中公文庫) [文庫]著者:谷崎潤一郎評価:B【粗評】谷崎最晩年の作。著者がモデルと思われる主人公・磊吉と、彼をとりまく数多の「女中」たちの性格や言動のあれやこれやを、おもしろおかしく描く。ほのかな官能。解説がよくわかってる。

細雪

細雪 [東宝DVDシネマファンクラブ] [DVD]監督:市川昆評価:B+【粗評】1983年公開。映画化三回目。松子夫人校訂。120点、総額1.5億円の着物の艶やかさが目を引く。基本的には原作準拠で進行。イベントを取捨選択し、並び替え、物語を四季一巡に収めた。もち…

聞書抄

聞書抄 (中公文庫) [文庫]著者:谷崎潤一郎評価:B【粗評】ジュンジュンの語り物シリーズ。他にも小品を三作収録。又聞きの又聞き。挿絵多し。『武州公秘話』と『盲目物語』を掛けて1/3乗した感じ。中期谷崎の行き詰まりを感じないでもない。しかし、彼は見…

蓼食う虫

蓼喰う虫 (新潮文庫) [文庫]著者:谷崎潤一郎評価:B【粗評】飽きると云うことと、別れると云うこととは別さ。飽きたからって、又おのずから恋愛ではない夫婦の情愛が生ずると思う。大概の夫婦はそれでつながっているんじゃないか夫婦の冷め切った感、針のむ…

細雪

細雪 (上) (新潮文庫) [文庫]著者:谷崎潤一郎評価:A【粗評】ジュンジュン渾身の作。関西弁。名家の美人4姉妹というファンタジー設定も大谷崎の手にかかればこの通り。『細雪』は雪子の「雪」か、はたまた三姉妹の自由な交わりの終焉を意味するのか。まあそ…

潤一郎ラビリンスⅩⅢ 官能小説集

潤一郎ラビリンス〈13〉官能小説集 (中公文庫) [文庫]著者:谷崎潤一郎 編:千葉俊二評価:B【粗評】『熱風に吹かれて』『捨てられる迄』『美男』を収録。女性の肢体や姿態の描写、女帝に蹂躙される男の心情など、初期の作ながら谷崎らしさにあふれる。いわ…

潤一郎ラビリンス Ⅶ 怪奇幻想倶楽部

潤一郎ラビリンス〈7〉怪奇幻想倶楽部 (中公文庫) [文庫]著者:谷崎潤一郎評価:B【粗評】『病蓐の幻想』『美食倶楽部』ほか三篇。ジュンジュンに導かれて怪奇幻想倶楽部にGO。面妖な世界にようこそ。『病蓐の幻想』の心配性、『人間が猿になった話』のエロ…

潤一郎ラビリンス Ⅳ 近代情痴集

潤一郎ラビリンス〈4〉近代情痴集 (中公文庫) [文庫]著者:谷崎潤一郎評価:B【粗評】『細雪』『源氏物語』を放棄して『潤一郎ラビリンス』へ。表紙カバー裏面のジュンジュンの写真があどけない。『懺悔話』『お才と巳之介』『一と房の髪』ほか三篇。収録作…

夢の浮橋

夢の浮橋 (中公文庫) [文庫]著者:谷崎潤一郎評価:B【粗評】ジュンジュン。表題作『夢の浮橋』ほか四篇を収録。『夢の浮橋』お母さんとお義母さんの融合。そして授乳。ごちそうさまです。話しぶりからついうっかり私小説と思い込んでしまった。危ない危ない…

谷崎潤一郎犯罪小説集

谷崎潤一郎犯罪小説集 (集英社文庫 た 28-2) [文庫]著者:谷崎潤一郎評価:B【粗評】実は推理小説の発展にも大きな影響を与えていたジュンジュン。「柳湯の事件」「途上」「私」「白昼鬼語」の四編を収録。推理小説チックなものも書けるジュンジュンの筆力に…

人魚の嘆き・魔術師

人魚の嘆き・魔術師 (中公文庫) [文庫]著者:谷崎潤一郎評価:C【粗評】『人魚の嘆き』『魔術師』の二編を収録。飽くなき美の追求を描く。前者は昔話風の文体と挿絵の多さから絵本の如き印象を受ける。後者は読んでいると不安になる。【学んだこと、生かした…

谷崎潤一郎フェティシズム小説集

谷崎潤一郎フェティシズム小説集 (集英社文庫) [文庫]著者:谷崎潤一郎評価:B【粗評】集英社が出した谷崎小説集。でも谷崎と言えば中公文庫かな(・ε・)表紙から漂う仄かなエロス。『刺青』『悪魔』『憎念』『富美子の足』『青い花』『蘿洞先生』の六編を…

文豪ナビ 谷崎潤一郎

文豪ナビ 谷崎潤一郎 (新潮文庫) [文庫]編:新潮文庫評価:C【粗評】謎のカエルさんが谷崎の代表作について、あらすじや見どころをざっくりと解説してくれる。齋藤孝や桐野夏生も文章を寄せている。作家の評伝としてみるとやや物足りない。というわけで初心…

文章読本

文章読本 (中公文庫) [文庫]著者:谷崎潤一郎評価:B【粗評】谷崎先生の日本語指南書。じっくり考えて文章を考えていることが窺えて実によい。80年前の文章とは思えぬほど清冽である。各々の思う名文を音読し、実際に書いてみることで文章力を磨くことができ…

吉野葛・盲目物語

吉野葛・盲目物語 (新潮文庫) [文庫]著者:谷崎潤一郎評価:B表題の二作を収録。谷崎作品が官能的なギトギト感を消し、芳醇な香りを放ち始める萌芽を感じた。が、同時にそれを少し押しが弱くなったと感じたのも事実。転換期ということで海容。解説は井上靖。

お艶殺し

お艶殺し (中公文庫) [文庫]著者:谷崎潤一郎評価:B『お艶殺し』と『金色の死』を収録。●お艶殺しべらんめえ口調でテンポよく進行。女の仕草をよくとらえている。普段は気の弱い新助さんが、鮮やかな手際で人を殺めていくさまに戦慄。 悪酔いをした晩などに…

武州公秘話

武州公秘話 (中公文庫) [文庫]著者:谷崎潤一郎評価:B古文書風の序に面食らうが1頁で終わるので安堵されたし。案に相違して読みやすい。流石の一言である。著者お得意の架空の書物を引用する手法や、木村荘八の挿画も、物語への没入を容易にしている。「被…

鍵・瘋癲老人日記

鍵・瘋癲老人日記 (新潮文庫) [文庫]著者:谷崎潤一郎評価:Bカタカナでつけた日記という体裁を同じくする表題二作を収録。特に後者には谷崎文学の精華を見た。著者は、登場人物の駆け引き、膠着状態の場面を創出するのが上手い。 文法的に明晰な文章も手伝…

少将滋幹の母

少将滋幹の母 (新潮文庫) [文庫]著者:谷崎潤一郎評価:A平安期の古典に取材した一作。平中の好色話に始まる物語は、強引に妻を手に入れるDQNの時平、心から妻を消し去ろうと苦悩する老人国経、母への慕情を忘れられないその子滋幹らを登場させながら、雅な…

谷崎潤一郎随筆集

谷崎潤一郎随筆集 (岩波文庫 緑 55-7) [文庫]著者:谷崎潤一郎 編:篠田一士評価:A『陰翳礼讃』目当てにBOOKOFFにて購入。350円と値札が貼ってある。 谷崎先生の明晰な文章と卓抜な分析に感嘆した。●「門を評す」よくわからない。●懶惰の説東洋人のもつ本質…

猫と庄造と二人のおんな

猫と庄造と二人のおんな (新潮文庫) [文庫]著者:谷崎潤一郎評価:B 猫・リリー。その愛猫を文字通り猫かわいがりする男・庄造。庄造の前妻・品子、後妻・福子。一匹の猫のために狂わされる三者と、その計四者の奇妙な序列が、自身も猫好きである谷崎潤一郎…

卍 (新潮文庫) [文庫]著者:谷崎潤一郎評価:B日本屈指の文豪にして変態性欲書かせたら日本一・谷崎潤一郎はん昭和初期ン作やで。百合で有名やんな。百合ゆうても、具体的な描写はあんましあれへん(下の引用参考にしてな)さかい脳内補完たのんます。一頁あた…