プラトン
パイドン―魂の不死について (岩波文庫) [文庫]著者:プラトン 訳:岩田靖夫評価:B+【評】死を目前に控えたソクラテスと集まった弟子たち。哲学者は「純粋な思惟それ自体のみを用いて、存在するもののそれぞれについて純粋なそのもの自体のみ(真実在)を追…
メノン (岩波文庫) [文庫]著者:プラトン 訳:藤沢令夫評価:B+【評】「人間の徳性というものは、はたしてひとに教えることのできるものであるか」というテーマで漫才を繰り広げる。かなり読みやすい。「正しい思わく」というジョーカーが出現して論争は解決…
パイドロス (岩波文庫) [文庫]著者:プラトン 訳:藤沢令夫評価:B【評】論A(劣)→論B(優)というプラトン大好きな戦法。まず共通理解をたしかめてから議論に臨もう。輪廻観の話もおもしろい。お互いにちゃんと同意を得ておかないものだから、さて先に進ん…
饗宴 (岩波文庫) [文庫]著者:プラトン 訳:久保勉評価:B+【粗評】暇人たちがエロス賛美議論を繰り広げる。五人のビミョーな演説後に満を持してソクラテス登壇、という劇的な構成にはプラトンの計算を感じずにはいられない。エロスはエロいエラい。美の本質…
国家〈上〉 (岩波文庫) [文庫]著者:プラトン 訳:藤沢令夫評価:A【粗評】プラトン渾身の著作。ギリシャの光と風が紙からにじみ出ている(マジです)。「〈正義〉とは何か」から始まる議論は、国家論・イデア論と移りながら、読者を思索の旅に誘う。登場人…
Jove-san、Jiro-niki、Java-sanの3J-Meteora旅行記(8/10~16) 【概要】キーワード: げんきやなあ~(・ε・) 概要:ギリシャのメテオラに行ってきました。 40℃近い暑熱の中、6つの修道院すべてを踏破しました。 恰幅のいいオジさんオバさん、夜の広場ではで…
ソクラテスの弁明・クリトン (岩波文庫) [文庫]著者:プラトン 訳:久保勉評価:A【粗評】『ソクラテスの弁明』とその続編とも称すべき『クリトン』とは、『ファイドン』と共に、この世界史上類なき人格の、人類の普遍の教師の生涯における最も意義深き、最…