Javaさんのお部屋(サム・ジーヴァ帝国図書館)

Javaさんのお部屋です。引っ越しました。詳しくは「はじめに」を読んでね。スマホ版は全体像が見えにくいから、PC版と切り替えながら見てね。

暗記しないで化学入門

著者:平山令明 (新訂版) この本での主役は電子である。最も重要な登場人物(?)である電子が、この本の大切なキーワードである。電子というものの性質や挙動が理解できれば、化学のかなりの部分が理解できるからである。分子中や分子間の電子の動きが予…

斎藤茂吉歌集

【概要】著者(監督):斎藤茂吉 編:山口茂吉・柴生田稔・佐藤佐太郎 近代の代表的歌人・茂吉の和歌を集めた。子規をリスペクトしているあたりからして、素直で写実的なものが多い印象。と思いきや性欲シリーズが謎に充実しており、自身の内面を見つめなが…

スティグマータ

B

【概要】著者(監督):近藤史恵 たった二秒。一日、五時間から六時間、十五日間走り続けて、たった二秒のタイム差が運命を分ける。ツール・ド・フランスがどれほど過酷なレースか、それでわかるはずだ。 タイのホテルにて回収。ミステリ風味のあるスポーツ…

官僚川路聖謨の生涯

B

【概要】著者(監督):佐藤雅美 地味。 淡々とした筆致で幕末の激動期を生きた一官僚の生涯を描く。名前が聖「膜」に見えた。彼そのものがくっきり歴史に残っているわけではないようだが、それもまた人生。他者の人生が彼の人生を浮かび上がらせるのかも。…

愉楽の園

【概要】著者(監督):宮本輝 タイのホテルの別館の8Fのプールの近くの蔵書棚の中で発見。出版が30年ほど前とやや古いが、タイの空気感や雰囲気が著者一流の観察眼で匂い立っている。物語はDEEPでDARKで淫靡な雰囲気の中、東南アジア的な気だるさを全体にま…

ジュリアス・シーザー

【概要】著者(監督):W. シェイクスピア 訳:中野好夫 シェイクスピアのものした有名な悲劇。舞台は古代ローマながらも16世紀末英国の当時の服装や風俗が何気なく取り入れられており、現代劇であったことが窺える。あとは人物の近代的価値観とか。日本語訳…

O.ヘンリー傑作選

【概要】著者(監督):O. ヘンリー 訳:小川高義 (Ⅰ:賢者の贈りもの)軽妙洒脱でコメディ成分多めのショート・ストーリィの名品を集めた。ちょっと笑えて・ちょっといい話が多い。物語の展開やオチがなかなかひねってあり興味を惹くのと、訳がこなれてい…

華厳の研究

【概要】著者(監督):鈴木大拙 奈良の大仏でおなじみ華厳経の思想について、著者の得意分野の禅をからめて論考する。曰く「それは単なる大乗仏教哲学ということでなしに、世界思想史上の一期を画するものとして、『華厳』を見なければならぬのである」。融…

漢字 生い立ちとその背景

B

【概要】著者(監督):白川静 甲骨文字に由来する漢字は、古代中国人の「生活の記念碑」。我々の想像以上に、漢字には中国上古の時代の呪術的な思想が象形化されているのだ。 家畜や異民族の犠牲、媚女や蟲毒とかがまさにそれ。万葉集の引用もちょくちょく…

ゴータマ・ブッダ

【概要】著者(監督):早島鏡正 タイの砂浜、木漏れ日のなかで南風に吹かれながら読んだ。執筆の動機は「ゴータマ・ブッダが道を求めて歩んだ求道者であり、さとりを得てもなおかつ道を求めて歩きつづけた人であったことを明らかにしたかった」からであると…

太陽と乙女

【概要】著者(監督):森見登美彦 エッセイや寄稿、巻末解説など、もろもろの数ページ程度の文章を集めたもの。読みやすく区切りやすく、曰く「眠る前に読むべき本」。重複はあれど、モリミーの世界観や思想について、よりディープに知ることができる。小説…

唐の行政機構と官僚

B

【概要】著者(監督):礪波 護 表題と付録の「唐代百官表」を見てわかる通り、明治の官職名が三省六部のそれから取られたことから説きはじめ、唐の官僚機構その他についてコアすぎる話をする。Ⅱ・Ⅲ(県尉、制誥)はあまりに専門的なため珍しく読み飛ばした…

親鸞をよむ

C

【概要】著者(監督):山折哲雄法名の由来、転居、伝道、妻・娘(恵信尼・覚信尼)、など、愚禿親鸞に関するよもやま話をする。『教行信証』重視の姿勢や道元や日蓮などのほぼ同時代人との比較はまあまあ面白いが、親鸞の人間味あるリアル像を追求していた…

ビザンツ帝国 千年の興亡と皇帝たち

B

【概要】著者(監督):中谷功治 東地中海にしぶとく居座ったことでおなじみ東ローマ帝国もといビザンツ帝国。もっともその特徴が表れたといえる7-12世紀の帝国中期について著者が語る。領土を大局的に見れば縮小しながらも15世紀まで一応生きながらえたのは…

姫君を喰う話 宇能鴻一郎傑作短編集

A

【概要】著者(監督):宇能鴻一郎 官能小説チックな、肉感的な、猟奇的な、スキャンダラスな風味が谷崎あたりを思い起こさせる。暗く熱く湿った感触がある文体といった感じ。実際に宇能は谷崎リスペクトらしい。表題作の「姫君を喰う話」「花魁小桜の足」「…

イオンを作った女 評伝 小島千鶴子

B

【概要】著者(監督):東海友和 タイの事務所にあった。現在に至るイオングループ創設メンバーのちゃきちゃきおばちゃんについて、イオン秘伝の書のエッセンスを抽出しつつ側近が語る。若干マンセー気味なのと古めなのが気になるが、フレックスタイム制、マ…

ペスト大流行

B

【概要】著者(監督):村上陽一郎 14世紀に特に猛威を振るった黒死病に関し、当時の受け止め方や人口・文化・社会構造・価値観などなどへの影響を概論する。日常社会の崩壊と新秩序の萌芽はまさしくスクラップ&ビルド。 パンデミック発生時の、葬儀の簡略…

宗教図像学入門

B

【概要】著者(監督):中村圭志 ユダヤ・キリスト・イスラム教、仏教、インド神話、ギリシャ神話、中国思想など各種宗教のシンボルや図像を紹介しつつ、(浅く広くになってしまうが)主要な諸宗教の共通点や相違点、豆知識(磔刑のとき釘で打ったのは掌でな…

壬生義士伝

【概要】著者(監督):浅田次郎 (上)(下)浅田次郎らしく人情系の時代小説。大正期の新聞記者らしき人物が数々のインタビューを経て幕末の剣士・吉村貫一郎なる人物を浮かび上がらせる。吉村の独白とインタビューが交互になっており、クライマックスに向…

玄奘三蔵

A

【概要】著者(監督):慧立/彦悰 訳:長澤和俊稀代の仏僧にして冒険家・玄奘の『大唐西域記』の前半部を訳出したもの。徳の高さと語学力・思考力・行動力その他のステータスがカンストしており隙がない。訳者が西域や天竺を実際に旅行しているのはポイント…

物語 タイの歴史

B

【概要】著者(監督):柿崎一郎 来ておるぞい。(๑╹ω╹๑ )隣国(ベトナム、ビルマの大マンダラ)や大国間のパワーバランスの調整に励んできたタイ国。近代では英国の緩衝地帯として有名だが、世界史ではだいたいベトナムとミャンマーの間のビミョーな中規模国で…

化学業界の動向とカラクリがよ~くわかる本

B

【概要】著者(監督):田島慶三 タイトルの通り。主に日本の化学工業の歴史や代表的な化学会社、代表的な化学製品などなどを紹介。化学産業は、出荷額・付加価値額では国内2位、研究開発費では国内3位の巨大産業。でも地味なので縁の下の力持ち。石油化学や…

らくらく話せる! タイ語レッスン

B

【概要】著者(監督):小野健一 某理由により2022年の1/7~3/31までタイに来ておるぞ。滞在期間が3か月と微妙なのでいまいち本気で取り組む気にならない。英語やドイツ語、中国語とかならいいのだが…。声調も5声あるし、アルファベットは読めないし。なかな…

たった一人の30年戦争

A

【概要】著者(監督):小野田寛郎 最近映画化された。最後の日本兵こと小野田寛郎の自伝。30年にわたるルバング島生活の苦闘、帰国後の第二の生を語る。信念もとい狂気がないと精神が錯乱しそう。意外とユーモアのセンスがあったりする。 【詳細】<目次> …

最後の宦官秘聞 ラストエンペラー溥儀に仕えて

A

【概要】著者(監督):賈英華 監訳:林芳 タイトル通り、最後期の宦官・孫耀庭の生涯をインタビューに基づき描き出す。人たらしで正直者、そして強運の持ち主だったためか、清朝滅亡、日中戦争、国共内戦、文化大革命などの転変を乗り越えて九十を超える長…

解剖医ジョン・ハンターの数奇な生涯

A

【概要】著者(監督):ウェンディー・ムーア 訳:矢野真千子 18世紀の英国で大暴れした解剖医・外科医・歯科医・生物学者・生理学者・博物学者もとい何でもコレクターのジョン・ハンター。既成観念や迷信に囚われない破天荒ぶりと好奇心の塊ぶりには引いて…

生物はなぜ死ぬのか

B

【概要】著者(監督):小林武彦 「なぜ、私たちは死ななければならないのでしょうか?」と問題提起し、生物学的な・生理学的な観点から一つの答えを提示する。曰く、「生き物にとって死とは、進化、つまり「変化」と「選択」を実現するためにあります」。そ…

アイの歌声を聴かせて

A

【概要】著者(監督):乙野四方字 原作:吉浦康裕 「サトミ! いま、幸せ?」 「私……」「幸せだよ! 詩音!」 「私」「ずっと、幸せだったんだね」 同名映画の小説版。各キャラクターの想いや行動の意図がより分かりやすくなっておるぞい。 たとえば…ウォズ…

スマホ脳

A

【概要】著者(監督):アンデシュ・ハンセン 訳:久山葉子 脳科学・行動科学などの知見を縦横に引用しつつ、スマホに代表される携帯端末が我々(特に青少年)に与える悪影響に警鐘を鳴らす。生活環境の変化が全く遺伝情報に反映されていないので、人類は未…

小川未明童話集

B

【概要】著者(監督):小川未明 「赤いろうそくと人魚」すら知らなかった(; ・`д・´) 他にも「金の輪」「野ばら」「糸のない胡弓」「負傷した線路と月」「三つのかぎ」「砂漠の街とサフラン酒」などの哀しみを湛えた作品や、「殿さまの茶わん」「時計のない村…