サム・ジーヴァ帝国図書館(Javaさんのお部屋)

Javaさんのお部屋です。引っ越しました。詳しくは「はじめに」を読んでね。スマホ版は全体像が見えにくいから、PC版と切り替えながら見てね。

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大気を変える錬金術 ハーバー、ボッシュと化学の世紀

【概要】著者(監督): トーマス・ヘイガー 訳:渡会圭子 窒素固定化に多大な貢献をなしたハーバー・ボッシュ法でおなじみハーバーとボッシュ。19世紀以降の固定窒素(グアノやチリ硝石)利用の歴史から説き起こし、19~20世紀の化学大国ドイツを背景に、ハ…

科挙 中国の受験地獄

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【概要】著者(監督):宮崎市定 1300年にわたって続いた中国の官吏登用試験制度・科挙の全容とその功罪を一冊にまとめた。時代が下るほど煩瑣で形式化していく試験制度にウンザリさせられるが、幽霊が出るだのカンニングシャツだのの挿話で読みやすい。長い…

KANO 1931 海の向こうの甲子園

【概要】著者(監督):馬志翔 知っていましたか?かつて甲子園に、台湾代表が出場していたことを―。 知りませんでした(๑╹ω╹๑ ) 1931年、突如甲子園の歴史に出現したKANO(嘉義農林学校)。台湾王者に駆け上がった彼らは甲子園でも勝ち上がり―――。日本の夏を席…

大山巌 剛腹にして果断の将軍

【概要】著者(監督):三戸岡道夫 日露戦争の実質的な最高指揮官・大山巌の生涯を小説として再構成。大西郷の正統な後継者として、日本陸軍の大将として、明治日本の元勲として密度の濃い人生を全うした。見ていないようでちゃんと見ている、考えていないよ…

あいうえおの起源

【概要】著者(監督):豊永武盛 単音名詞にはじまる日本語の起源。それらが語頭音になり、さまざまなイメージを喚起する語尾が結合して二音節動詞が生まれていった。尿が飛ぶようす(「尿(し)」+「く」)や尿道括約筋を締めるようす(「尿(し)」+「む…

最高の人生の見つけ方/The Bucket List

【概要】著者(監督):ロブ・ライナー だいたい予想通りだったけど、やっぱり左のオッさんが弔辞を読むところで胸が温かくなったかな。短めなので観やすい。 ①"find the joy in your life"②"his eyes were closed and his heart was open"③"the last month …

海辺のエトランゼ

【概要】著者(監督):紀伊カンナ BL初体験。絵柄も相まって比較的マイルドなのでは(知らんけど)。沖縄の夏。ニッポンの夏。 性別を越えたいとしさとか、木漏れ日のなかのゆったりとした時間とか、夏の海辺の陽光とか、やっと××するドキドキ感とか、もう…

こんぷれっくす×コンプレックス

【概要】著者(監督):ふくだみゆき フェティッシュながらも素朴な青春アニメ。素朴なアニメーションと素朴なやりとり。饒舌でないのがいいんだな。プールで観たワキ毛に始まり、ひぐらしの声の中終わった恋。ギャグかと思いきや、ひと夏のはかない感情の揺…

ファイアーエムブレム聖戦の系譜 ドラマティカルファイル

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【概要】著者(監督):FE倶楽部(編) 群像劇風に聖戦のストーリーを振り返る。ノイッシュとオイフェが語り部として頻出。劇中のセリフを拾いつつ展開が追えるので便利。 キャラの性格や口調はなかなか自然で、挿入される創作エピソードも無理がなくいい出…

シン・二ホン

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【概要】著者(監督):安宅和人 日本の現状のヤバさとその処方箋を提示。著者も言っている通り、日本の抱える問題点と課題について、ざっくりとした見取り図(たたき台)を数多の図表を通じ示すスタイル(若干コンサルっぽいうさんくささもあるが…)。限ら…

十二国記

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【概要】著者(監督):小野不由美 ①月の影 影の海 (上)東洋風ファンタジー。説明もないまま異界に放り込まれ、獣ながらの生活を余儀なくされる。人里に降りたら降りたで裏切りにつぐ裏切り。荒んでいく陽子さん。かわいそう。 (下)楽俊と延王のおかげで…

すみっコぐらし このままでいいんです

【概要】著者(監督):よこみぞゆり ブックオフにて。四コマ形式ですみっコの日常を描く。相変わらず、やさしさとかわいさとせつなさが同居しているぞ。 著者曰く、「すみっコぐらしをココロのすみっこにこれからも置いて」ほしいとのこと。相変わらずコン…

ツバキ文具店

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【概要】著者(監督):小川糸 鎌倉を舞台に代書屋さん(イタコかな?)がご近所さんと交流を深める。2018GWに鎌倉に行った時の記憶がフラッシュバック。 食事や風物への細やかな視線、やさしい比喩、紙や筆記具、字や文体の種類と使い分けの蘊蓄が興味深い…

新しい分かり方

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【概要】著者(監督):佐藤雅彦 読む「体験」をあなたに。「ピタゴラスイッチ」「デザインあ」的なEテレっぽい本と考えればOK。人間の考え方の癖や視点の多様性について思考が深まるのでは。 『象嵌』などのエッセイに文才を感じる。 【詳細】<メモ> 気に…

映像研には手を出すな!

【概要】著者(監督):湯浅政明 女子高生がアニメを作るぞ。「空想が現実を凌駕」するような空想と現実の混淆具合、金森氏が見せるプロデューサー力が見どころかな。 パヤオの創作ノート然とした浅草氏の空想力、天真爛漫な水崎氏の職人的こだわり、その2…

宇宙と宇宙をつなぐ数学

【概要】著者(監督):加藤文元 「宇宙際タイヒミュラー(IUT)理論」の一般向け解説本。ブルーバックスあたりに比べるとかなり平易で読みやすいと思われる。IUT理論、数学観のパラダイムを根底から覆す衝撃を数学界に与えた模様。 楕円曲線や素数関連の未…

戦国日本と大航海時代

【概要】著者(監督):平川新 戦国日本と大航海時代が交わった世界のダイナミクス。極東の島国は1600年前後の時点で、西欧列強に匹敵する軍事大国だった。その軍事力と組織力が「帝国」や「皇帝」という言葉で表現されるくらいに。文献を読み解いていく中で…

劇場版 SHIROBAKO

【概要】著者(監督):水島努 4年の時を経て死に体となったムサニが起死回生の一手として劇場版を作ることに。前半は暗めだがミュージカル後に不死鳥のごとく再生。みゃーもりプロが東奔西走する。 一応序盤に振り返りはあるものの、ハイコンテクストなの…

精密への果てなき道

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【概要】著者(監督):サイモン・ウィンチェスター 訳:梶山あゆみ 産業革命を契機に生まれた「精密さ」の概念。シリンダーとピストン、銃、ねじ、自動車、飛行機、GPS、ICチップに至るその追究の歴史。「精密さ」が工作機械や測定機器の発達を促した。300…

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実

【概要】著者(監督):豊島圭介元全共闘、楯の会一期生、その他関係者へのインタビューと当時の映像をもとに1969年の熱情をスクリーンに蘇らさんとする。相手へのリスペクトを失わず、言わんとすることに耳を傾けることで危うくも成立する共創的な言論場。…

初恋

【概要】著者(監督):三池崇史 アタマのねじが飛び気味な人が多い悲喜劇。計画があっさり破綻したりギャグ要素があったりと普通の極道モノではない模様(分類が難しいかも)。ピュアなタイトルと内容のハチャメチャさに戸惑うかもしれないが、最後にはタイ…

十二国記

【概要】著者(監督):小林常夫 なろう系とは作りこみと精神面の描写が違うことでおなじみ。『魔性の子』~『華胥の幽夢』までのエピソードを再構築。塙王、塙麟のあたりはオリジナルかな。 禁軍を前に「左将軍迅雷、禁軍は誰の許しを得て拓峰に来たのか」…

天、共に在り アフガニスタン三十年の闘い

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【概要】著者(監督):中村哲 ETV特集「武器ではなく、命の水を」でおなじみ。中村医師の突破力がすごい。土木技術を磨いた。緑がよみがえった。モスクも建てた。 ●NHK www.nhk.or.jp そんなナカムラおじさん唯一の自伝。 アフガニスタンで医者から土建屋に…

パラサイト 半地下の家族

【概要】著者(監督):ポン・ジュノ やっと観られましたよ(๑╹ω╹๑ )@岡山シネマ・クレール 家族ドラマ⇒コメディ⇒サスペンス・ホラーと色合いを変えていく不思議な映画。 ウソ八百で金持ち家族の家にパラサイトするボンビー一家。地下室先住民夫婦との大乱闘…

鬼滅の刃

【概要】著者(監督):外崎春雄 おなじみジャンプの超人気作。原作の1-6巻をアニメ化。 マンガ1話の義勇さんの「生殺与奪の権を他人に握らせるな!」が特徴的だったので印象に残っていたのと、アマプラで無料だったので観る。 LiSA+梶浦由記+ufotableとい…

ホーキーベカコン

【概要】著者(監督):笹倉綾人 谷崎の『春琴抄』を正統にかつ十二分に翻案しコミカライズ。加虐・嗜虐性癖や変態性がうまく表現されている。船場言葉の監修付きなのも良い。原作の変態性と耽美性、語り物感をうまく漫画化できていたと思う(๑╹ω╹๑ )原作では…

逃げるは恥だが役に立つ

【概要】著者(監督):? 遅ればせながら2019年末年始の一挙放送に影響されて(バスガイドコスの回だけリアルタイムで見たことある)。星野源の名声を一挙に高めた。パロディの多さからもわかるように基本的にはコメディだが、女性のキャリアや雇用/被雇用…

Keyの軌跡

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【概要】著者(監督):坂上秋成 KeyのKey跡を振り返る。各作品それ自体はもとより、雑誌やインタビューなどの媒体から抽出した情報をもとに種々の考察を加えていく。 「過酷な運命」や「奇跡」がプレイヤーの脳裏に刻むもの、その一つの答えを知りたくはな…

働き方の哲学

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【概要】著者(監督):村山昇 働き方のデザイン帳、アイデア帳。「健やかな」仕事「観」を醸成することを目的とする。 個人主義や効率が貴ばれ、利他的な思いややりがいが色あせていくように見えても、人生の根本にあるものはいつの世も変わらない。どうす…

モンゴル帝国の興亡

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【概要】著者(監督):杉山正明 (上)表題の通り、ユーラシア史上最大の大帝国となったモンゴル帝国の興亡を辿る。チンギス⇒オゴデイ⇒グユク⇒モンケ⇒(アリク・ブケ)⇒クビライまで。上巻では東西に急拡大する巨大帝国の勃興を描く。多国籍政府かつ多国籍…