【概要】
著者(監督):森見登美彦
「たしかに辻褄は合っている。しかし本当にこれでいいのだろうか?」
『四畳半神話大系』の続編もといパラレルワールド。相変わらずくどめな文体だが読みやすい。森見登美彦作品は若干文体がラノベ気味なので活字よりもアニメの方が好きかな。
- 「アパートの蒸し暑さも、風鈴の音も、遠い蝉の声も、何もかもが現実感を失っていく」
- 「五山送り火に私を誘ってください。そうすれば辻褄が合いますから」「物干し台の黄昏の光は宇宙の終わりを感じさせた。たかがクーラーのリモコンひとつで、我々の宇宙は終わりを迎えようとしているのだ。せめてもの慰めは明石さんが一緒だということであり、その慰めを台無しにするのは小津も一緒だということである」
【詳細】
<メモ>