阿部謹也
【概要】著者(監督):阿部謹也 道・川・橋、居酒屋、共同浴場、水車小屋、ジプシーなどのトピックスにて中世の人びとの暮らしを点描・彩色する。 中世~近世(近代)にかけての欧州における経済・社会の変化、聖俗の権力闘争、人びとの世界観や価値観の変…
西洋中世の男と女―聖性の呪縛の下で [ハードカバー]著者:阿部謹也評価:B+【評】『緋文字』なる小説や、高村光太郎の 「駄目だ。早く帰つて心と心をしやりしやりと擦り合せたい。寂しいよ」から説き起こして、西洋中世の男女に関するオカシな慣習や法律がな…
中世賎民の宇宙―ヨーロッパ原点への旅 (ちくま学芸文庫) [文庫]著者:阿部謹也評価:B+【評】「総じて歴史研究といういうものは、(略)外にある出来事、自分が対象とする出来事と同じ事を内面に発見する作業です」というアベキンおなじみの言葉を念頭に置き…
自分のなかに歴史をよむ (ちくま文庫) [文庫]著者:阿部謹也評価:B+【評】アベキンが自分史、自己形成の歩みを振り返る。ヨーロッパの何がどのように明らかになったときに、私たちはヨーロッパを理解したことになるのかという問題です。私は、ひとつの社会…