Javaさんのお部屋(サム・ジーヴァ帝国図書館)

Javaさんのお部屋です。引っ越しました。詳しくは「はじめに」を読んでね。スマホ版は全体像が見えにくいから、PC版と切り替えながら見てね。

はじめに

<自己紹介> twitter.com <概要> 広い広いネットの海に浮かぶ小さな小さなJavaさんのお部屋。 その片隅で人知れず、本や映画、マンガ、アニメなどの書評らしきものや感想らしきものをひたすら書き殴っていく趣向のブログとなっております。住みなれた旧居…

野球少女

【概要】著者(監督):チェ・ユンテ イオン倉敷、自分と笑顔でぶつぶつ言ってるおっさんしかおらん(; ・`д・´)肉体的な限界にも恵まれぬ経済状況にもめげず、文字通り血のにじむ努力を続けてプロ選手の夢をつかみ取った主人公。ワンピースのくいな的なあれ。…

理工書紹介

就職後に読んだ良さげな理工書を紹介します。 <化学工学、化学プラント> ●『絵とき 配管技術 基礎のきそ』 化学プラント技術者必携。強度・圧損計算、弁の種類や金属の材質、振動や腐食などの留意点までヴォリュ―ミーな内容。 javalousty.hatenablog.com j…

龍神の雨

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【概要】著者(監督):道尾秀介 『向日葵の~』に引き続き。龍、雨、神話的表象。他殺体、白い液体、体操服、脅迫状、浮き輪。家庭に問題ありの きょうだい二組とやべえやつ。後ろ暗い雰囲気とミスリードを誘う展開が作者の持ち味と理解した。どろりとした…

数学ガール ゲーデルの不完全性定理

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【概要】著者(監督):結城浩 春が巡るたび、僕は彼女たちを思い出す。数学という言葉を語り合い、青春という時間を分かち合った、彼女たち。 論理クイズ、イプシロン・デルタ(「εの挑戦にδで応えるんだ」)、《知らないふりゲーム》 、無限、可算集合、形…

人新世の「資本論」

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【概要】著者(監督):斎藤幸平 まず「はじめに」でSDGsの欺瞞を暴く(; ・`д・´) 気候変動の深刻さ、二酸化炭素排出と経済成長のデカップリングの困難さなどをデータ祭りで示した後、マルクスおじさんの晩年の真の思想や理論を復元し、「脱成長コミュニズム」…

あのこは貴族

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著者(監督):山内マリコ 映画から。基本的には映画とほぼ同じだが、いろいろと異同があるので映画とはまた違った味わいがあるかも。登場人物の背景掘り下げや「女同士の義理」の強調とか。やっぱり文化資産ってあるんやろなあ(; ・`д・´) 中学時代からなに一…

「馬」が動かした日本史

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【概要】著者(監督):蒲池明弘 日本社会に与えた衝撃(インパクト)において、馬の普及は水田耕作の普及に匹敵するのではないか。 古墳時代から日本列島に流入した軍事家畜・馬を主軸に据えて日本史を見直してみる試み。バイオ兵器・馬は、近世まで軍事力…

ノモンハンの夏

【概要】著者(監督):半藤一利 追悼・歴史探偵。『失敗の本質』でおなじみノモンハン事件。 軽侮と慢心、情報軽視と不勉強、杜撰な計画、独善的で硬直的な戦略・意思決定、戦力の逐次投入、曖昧で優柔不断な指示・命令、信賞必罰の不徹底、統帥の放棄…。ア…

戸籍アパルトヘイト国家・中国の崩壊

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【概要】著者(監督):川島博之 こういう崩壊本は読まないのだが、某人から薦められて…。著者の実体験に基づいていたり、統計データを引用している点はいいのだが、こういった崩壊本はちょっと信用しがたいところがあるなあ。はしばしで感情的になりすぎて…

おいしい日本地理

【概要】原作:ぷぇんすく 漫画:くじょう 「各地の風土を愛し文化を尊重しそこに生きる人々を敬う」女子が、各地の地理やグルメその他をブラタモリする。東北の日本海側と太平洋側の違い(出羽は豊作、陸奥は不作)とか、柱状節理とか北海道の圧倒的漁業力…

零戦の振動

【概要】著者(監督):安藤隆幸 零戦の技術開発史を通じ、航空機や流体力学・機械力学の基礎知識、フラッタによる曲げ・ねじり振動と回転由来の質量・空力アンバランス振動など、機械振動のあれこれを学ぶことができる名著ぢゃったぞい(๑╹ω╹๑ )✈︎著者が抱く…

嵯峨野明月記 

【概要】著者(監督):辻邦生 「嵯峨本」製作に心血を注いだ三人の回想録(という設定)。やはり著者、<無常で空虚な人の生の中で、生きていた証や煌めきを残す>ことが大好きみたい。季節のせいもあり幾たびも寝落ちした。 【詳細】<メモ> 子守女の愛撫…

私とは何か 「個人」から「分人」へ

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【概要】著者(監督):平野啓一郎 「対人関係ごとに見せる複数の顔が、すべて『本当の自分』である」との言葉にあるように、「分人」は経時的に構成比率が変動する、キャラ%の円グラフ。「本当の自分」なんてものはどこにもおらず、非常に浮動的で相対的な…

花束みたいな恋をした

【概要】著者(監督):土井裕泰 2020年から遡っていくのがすでにつらい。切なさが常に背景にある。花束のように瑞々しかったものが萎れ色褪せていくのを見るのはつらい。手入れを怠ったらだめなんだなあ。交互に流れるモノローグがだんだんシンクロしなくな…

舟を編む

【概要】著者(監督):石井裕也 原作既読勢。言葉の海に浮かぶ大渡海という船を大都会の中で建造する。ベテランに腕抜きを託されたり、自慢の配偶者を得たり、先生に先立たれたりしながらも、なんとか完成に漕ぎ着けた。松田龍平はなかなかいいキャスティン…

劇場版ポケットモンスター 幻のポケモン ルギア爆誕

【概要】著者(監督):湯山邦彦 久々に観た。ただただ懐かしいわ。サトシが選ばれし者で伝説のポケモンと共に戦うという流れは王道だが、それゆえに安心して観られるのでは。ルギア直掩で氷の島へ突入するのは熱い。 神々にまつわる古い言い伝えと最近のテ…

キングダム

【概要】著者(監督):佐藤信介 マンガ実写化だが、意外といい感じ(原作は10巻くらいしか読んでないのだが)。るろ剣映画版みたいな感じかな? 吉沢亮めっちゃイケメンやん。天下の大将軍になりたい信君が時空を切り裂く出会いを経て一気に成長。だが、王…

薬の神じゃない!

【概要】著者(監督):ウェン・ムーイエ (文牧野) 薬の密輸で一旗揚げようとする男たちの物語。ビジネスが生まれる感じやインターネット黎明期の「電車男」「サマーウォーズ」感が熱い。序盤はコメディ寄りだが、ヒューマンドラマ、アクション、カーチェイ…

南極料理人

【概要】著者(監督):沖田修一 南の果てでも腹は減る。各人の一年余りの極限生活。一年でいろいろ変わった人もいれば特に変わっていない人も。非日常が日常に変わり、今まで日常だったものが非日常になる。単調とした日常に楽しみを見出していくしかない。…

かもめ食堂

【概要】 著者(監督):荻上直子 変な人たちがフィンランドで紡ぐ食堂繁盛物語。どうといった事件もないが、生活感や余白に溢れている。ガラス張りの明るい店内のレトロ感や、風変わりでシュールな間の取り方が何ともいえない印象を残す。来フィン当初は無…

海街dairy

【概要】著者(監督):是枝裕和 三姉妹+妹が鎌倉で一年を過ごす。きっと、これからも…。鎌倉の淡々とした生活感、自然さな空気感の醸成はさすが。仕事、家事、恋愛をやり過ごしつつも、花火、梅酒づくり、海辺散策などアクティビティを確実に積み重ねる。…

一億人の英文法

【概要】著者(監督):大西泰斗 ポール・マクベイ 「英語は配置のことば」「どんどん後ろに置いていけ」(あとから修飾)などの基本的なルールや考え方、そして「ネイティブの意識」「距離感」「心を与える」など、感情を込めることを指導する。 特長として…

リーチ先生

【概要】著者(監督):原田マハ バーナード・リーチを中心に、日英の同時代人の文化交流を描く。亀ちゃんという架空の人物を加えて描かれるアートフィクション感はさすが。あと有名人たちの熱気あふれる交歓とか熱情とか。 大原美術館が近いので親近感。あ…

連星から見た宇宙

【概要】著者(監督):鳴沢真也 「連星なくして星の研究は成り立たない」「連星万歳!」と、連星への愛を語らう。実は連星はけっこうありふれた存在の模様。『三体』でおなじみαケンタウリ、7重連星、星の中の星、ひょうたん星など、不思議な天体ショーを…

きつねのはなし

【概要】著者(監督):森見登美彦 『夜行』に影響を受け、ホラー系その2。京都に棲む雷獣や水龍にまつわる怪奇譚。モリミーは大仰な文体のイメージがあったのだが、こういった作品では控えめの模様。京大付近の景色や古道具屋、狐面など、ノスタルジアと不…

人生! 逆転図鑑

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【概要】著者(監督):早見俊 19c後半~20c後半ごろの事業家を中心に、成功の秘訣を分析する。一人一人の分量が少なく、面白くなってきたところで終了するので物足りないかも。まあその分読みやすいし、広く浅くエッセンスを、ということでどうでしょう。 …

貧乏国ニッポン

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【概要】著者(監督):加谷珪一 日本が相対的に安い国になってしまった現実とその理由、対処方法を述べる。ライトな新書で一般向けなのでそんなに突っ込んだ話はない。 競争力ランキング、上位10%論文数、文教費予算、実質賃金、一人当たりGDP…様々な指標が…

和泉式部日記

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【概要】編集:川村 裕子 『和泉式部日記』角川ソフィア版。宮とのお手紙や歌のやりとりに繊細な感性を、三人称小説風に日記を書いているあたりに知性を感じる。どうしても想い出を千載の後に残しておきたかったんやろなあ。ただ、カー○ックスはいただけない…

興亡の世界史 シルクロードと唐帝国

【概要】著者(監督):森安 孝夫 一千年紀中国で最大の繁栄を謳歌した大唐帝国の国際性や統治形態に関して学術的に語る。ソグド人や北方遊牧民族の存在感は想像以上に大きかった模様。陸上交易路、いわゆるシルクロードの発展ぶりを紙面から妄想できる。 【…