【概要】
著者(監督):吉田親司
厳しい出版業界の環境の中、架空戦記というニッチ分野を中心に専業作家で泥臭く生き残ってきた著者。『小説家になって億を稼ごう』のB面として、凡人ならではのサバイバル方法を記す。ノウハウ本というよりは読み物といった感じ。
本書は単なる小説の書き方の説明書ではありません。理想的なデビューをするにはどうするべきか? そしてデビューしたあと、どうサバイバルするか? の戦略・戦術の指南書なのです。
めちゃリアルな年収も教えてくれる。
作家生活二十年間の僕の年収を正直に開陳しますと、最高九百二十万円、最低で百九十万円でした(端数切り捨て)。
Web投稿サイトよりも新人賞受賞が名を上げる一番の方法だとか、自分が一番書きたいものを書かないと面白くならないとか、各出版社への献本や企画書送付で仕事の機会を貪欲に取りに行くとか、読まずには書けない(インプットなくしてアウトプットなし)とか。他には印税ざっくり計算とか、打ち切りの嵐とか、一太郎の意外な使いやすさとか、編集者との攻防とか、絵師あれこれとか、パクられ事件とか、健康への注意とか。いろいろあるけど、「やっぱり"ひと"なんですよねえ」とのこと。
【詳細】
<目次>
<メモ>