2014-08-01から1ヶ月間の記事一覧
宇宙と物理をめぐる十二の授業 [単行本(ソフトカバー)]著者:牟田淳評価:C【粗評】星座やオーロラなどキャッチーな話題で宇宙と物理のお話。読み物として面白いが、理系学徒が読むと少々物足りない。【学んだこと、生かしたいこと】【その他・リンク】
資本主義の終焉と歴史の危機 (集英社新書) [新書]著者:水野和夫評価:B+【粗評】書評やオビの文句に釣られ購入。本書の内容は非常に刺激的で、ときには読むのが辛くなくるくらい。現代人必読の書。~韓論や日本賛美/自虐系のカス本を読んでいる場合ではな…
国家〈上〉 (岩波文庫) [文庫]著者:プラトン 訳:藤沢令夫評価:A【粗評】プラトン渾身の著作。ギリシャの光と風が紙からにじみ出ている(マジです)。「〈正義〉とは何か」から始まる議論は、国家論・イデア論と移りながら、読者を思索の旅に誘う。登場人…
宇宙の事典―140億光年のすべてが見えてくる [単行本]著者:沼澤茂美、脇屋奈々代評価:B【粗評】写真が多い。きれい。【学んだこと、生かしたいこと】【その他・リンク】
馬喰 [単行本]著者:松林要樹評価:B【粗評】しがない映像作家の著者。震災被害馬と彼らに関わる人々を取材していたところ、生産馬が馬肉になる過程に興味を持ってしまった。馬に関わる人々、地元の祭りの負の側面、馬肉がつくられる過程など、一般には知ら…
宇宙に恋する10のレッスン 最新宇宙論物語 [単行本(ソフトカバー)]著者:小阪 淳、片桐 暁 監修:佐藤勝彦評価:B+【粗評】10章からなるラヴ・ストオリィの合間に宇宙に関する講義を挿入した「かなり奇妙」な本。メインはもちろん後者だが、文系大学生と理…
はやぶさ、そうまでして君は〜生みの親がはじめて明かすプロジェクト秘話 [単行本]著者:川口淳一郎評価:B【粗評】①イオンエンジンによる惑星間航行②遠く離れた宇宙空間での自律誘導航法③微小重力の小惑星でのサンプル採取④イオンエンジンを使用した地球ス…
Jove-san、Jiro-niki、Java-sanの3J-Meteora旅行記(8/10~16) 【概要】キーワード: げんきやなあ~(・ε・) 概要:ギリシャのメテオラに行ってきました。 40℃近い暑熱の中、6つの修道院すべてを踏破しました。 恰幅のいいオジさんオバさん、夜の広場ではで…
アベンジャーズ コンフィデンシャル:ブラック・ウィドウ & パニッシャー [Blu-ray] [Blu-ray]評価:C【粗評】Turkish Airlineにて。英語だったからよくわかんなかったけど、BWがエロい。
李白詩選 (岩波文庫) [文庫]編:松浦友久評価:A【粗評】漢詩に目覚めるべく杜甫と李白の作品にふれてみよう。詩仙李白。詩聖杜甫。絶句の李白。律詩の杜甫。うん、李白派。異民族説や捉月伝説は面白い。「詩聖」杜甫の120首を詩形順に。『静夜思』や『黄鶴…
杜甫詩選 (岩波文庫) [文庫]編:黒川洋一評価:A【粗評】漢詩に目覚めるべく杜甫と李白の作品にふれてみよう。『蒼穹の昴』にインスパイアされたのは秘密。「詩聖」杜甫の140首を年代順に。国破れて~でおなじみの『春望』もあるよ。『春望』はもちろん、『…
潤一郎ラビリンス〈7〉怪奇幻想倶楽部 (中公文庫) [文庫]著者:谷崎潤一郎評価:B【粗評】『病蓐の幻想』『美食倶楽部』ほか三篇。ジュンジュンに導かれて怪奇幻想倶楽部にGO。面妖な世界にようこそ。『病蓐の幻想』の心配性、『人間が猿になった話』のエロ…
潤一郎ラビリンス〈4〉近代情痴集 (中公文庫) [文庫]著者:谷崎潤一郎評価:B【粗評】『細雪』『源氏物語』を放棄して『潤一郎ラビリンス』へ。表紙カバー裏面のジュンジュンの写真があどけない。『懺悔話』『お才と巳之介』『一と房の髪』ほか三篇。収録作…
対談集「気骨」について (新潮文庫) [文庫]著者:城山三郎評価:B【粗評】人づき合いが悪い割りに、私は人間が好き。それも、これはと思う人にお会いし、それこそ、相手の眼を見て、じっくり話を伺いたいし、すてきな人のすてきな話は、私だけでなく、多くの…
夏と花火と私の死体 (集英社文庫) [文庫]著者:乙一評価:B+【粗評】朝はわたし以外のすべてのものの上にやって来て、わたし以外のみんなは生きていた。初・乙一。タイトルの後ろ三文字を消したらきっと、みんな幸せ。表題作『夏と花日と私の死体』と『優子…
伝え方が9割 [単行本(ソフトカバー)]著者:佐々木圭一評価:B【粗評】腕利きコピーライターが、「コトバエネルギー」なる謎用語や、ポップでキュートな概念図を交え、「イエス」に変える7つの切り口、「強いコトバ」をつくる5つの技術を紹介。ディヂタルな…
青春論 (角川ソフィア文庫) [文庫]著者:亀井勝一郎評価:C【粗評】青春とは、はじめて秘密(秘めごと)を持つ日だと言ってもよい。青年期に読んでおくといいかもしれない。性質上、あまりまとまりがない。毛沢東に期待しちゃっているところに時代(50's)を…
一冊でまるごとわかるギリシア神話 (だいわ文庫) [文庫]著者:吉田敦彦評価:B【粗評】予習。表紙のオシャンティー感に反して内容はゆるめ。だいたい挿絵のせい(例:ゼウスは今日もヤリ○ン~♪、オレのチ●コ)。カオス、ガイア、ハデス、パンドラ…。出るわ出…
日本の思想 (岩波新書) [新書]著者:丸山真男評価:A【粗評】1961年刊。まさおの50年超ロングセラー。『日本の思想』ほか三篇を収める。欧米文化・思想・技術の吸収、「國體」の創出など、開国後の日本は性急な近代化を推し進めた。その近代化を可能にし、近…
夢の浮橋 (中公文庫) [文庫]著者:谷崎潤一郎評価:B【粗評】ジュンジュン。表題作『夢の浮橋』ほか四篇を収録。『夢の浮橋』お母さんとお義母さんの融合。そして授乳。ごちそうさまです。話しぶりからついうっかり私小説と思い込んでしまった。危ない危ない…
指揮官たちの特攻―幸福は花びらのごとく (新潮文庫) [文庫]著者:城山三郎評価:B【粗評】シロサブ。海軍兵学校出の同期の桜、関行男と中津留達雄の短い生を描く。同時代を生きた著者の体験もぽつぽつ顔を出す。まぜこぜで少しまとまりにかける気も。関のこ…