Javaさんのお部屋・改

Javaさんのお部屋です。引っ越しました。詳しくは「はじめに」を読んでね。スマホ版は全体像が見えにくいから、PC版と切り替えながら見てね。

A

HELLO WORLD

【概要】著者(監督):伊藤智彦 この物語セカイは、ラスト1秒でひっくり返る── 『楽園追放』でおなじみグラフィニカの3DCG、京都の風景の数々、サイケデリックな異世界時空の描写、きゃわわなルーリー。そういった要素に加え、量子情報・AR空間・近未来の…

空の青さを知る人よ

【概要】著者(監督):長井龍雪 そこに行けばどんな夢も かなうというよ誰もみな行きたがるが遥かな世界 ガンダーラ歌いたくなるね。 後悔とか郷愁とか恋情とか愛情とかいろいろあるけれど、ひたむきな感情と、どこか懐かしいところが印象に残る。 特に「好…

ジョーカー/JOKER

【概要】著者(監督):トッド・フィリップス ウワーーーーッハッハッハッハッハッ!!! 笑い方こわっ。 まともな職にありつけぬコメディアン志望のオッさん。拳銃を手にしてから殺意の衝動に目覚める。 誰もが無意識の奥底に眠らせていた殺意や暴力衝動を…

楽しくわかる! 簿記入門

A

【概要】著者(監督):東山穣 メーカー経理が、会計報告書作成の技術・簿記について解説。 簿記は無味乾燥になりがちな印象を受けるが、パンダとトラとヒヨコさんが会話しながら具体例を挙げつつ進むので楽しく読める(ノリけっこう好きかも)。 B/S P/Lの…

哲学と宗教全史

【概要】著者(監督):出口治明 ゾロアスター教、セム的一神教、ギリシャ哲学、諸子百家、仏教、キリスト教宗教哲学、西洋近代哲学など、世界と人間の真実をめぐる思想潮流をたどる。 講義はですます調でよもやまトリビアを交え進行するので、ハードカバー…

分子レベルで見た触媒の働き

【概要】著者(監督):松本吉泰 ハーバーボッシュ法から説き起こし、触媒の役割、平衡論と速度論、吸着と脱離、表面科学のイメージと研究の最前線レビューまで。 バルクとは異なる表面・界面の様子や、不均一触媒の表面でもぞもぞピョコピョコ跳ね回る原子…

逃亡

【概要】著者(監督):吉村昭 戦時中、権力から逃げ続けたある男の物語。 落下傘の窃盗、艦攻への放火、北海道への逃亡…淡々と逃亡劇の一部始終が描かれる。自分はやらないとは言い切れない怖さがある。 しくじりをごまかすために更なるしくじりを重ねる、…

イエスの生涯

【概要】著者(監督):遠藤周作 基督者・遠藤のイエス像解釈。小説というよりも伝記。「事実」のイエスよりも「真実」のイエスを描こうと試みており、彼の基督観・人生観がうかがえる。 無力で何の力も持たない彼は、哀しみを共有し弱者に寄り添う愛の伝道…

ツナグ

【概要】著者(監督):辻村深月 初辻村深月。 使者(ツナグ)を媒介にして、死者が一夜の間、肉体を伴って依頼者のもとに現れる。という不思議な設定(原理は謎)。5人の依頼者とツナグ自身の計6編の短編集のような構成。死者たちは(生者の中で)どう生…

日蝕・一月物語

【概要】著者(監督):平野啓一郎 『マチネ』から来ました。 『日蝕』:擬古文的文体(大正頃?)で描かれる作品世界は、耽美であり幻想的でありおぞましくもある。神学者、異形の両性具有者、魔女狩り、錬金術といった中世ヨーロッパに取材し、現代では特異…

ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝 永遠と自動手記人形

【概要】著者(監督):藤田春香完成度 たかし(2000~2019)。 港町の陽光のきらめきとか、女学校の神秘と憂愁とか、解ける髪や解ける雪とか、ヴァイオレットさんのツインテや男装とか、20世紀前半の機械の動きとか、イメチェンしたTVシリーズでおなじみの…

無門関

【概要】訳注:西村恵信 「Aかnot Aか」「B!(殴るなどの語黙を超えた実力行使も含む)」 という大喜利スタイルが一般的な禅問答。「趙州狗子」「南泉斬猫」「洞山三斤」「雲門屎橛」「竿頭進歩」など。 そんな禅問答の数々を、「まるで分かっちゃいない」…

アルキメデスの大戦

【概要】著者(監督):山崎貴 原作未読だが楽しめた。内容は地味だが技術者の人はグッと来るものがあるのでは。技術者倫理も学べるので映画館にGOだ! 【詳細】<あらすじ> archimedes-movie.jp <メモ> 大和建造見積りの不正を暴くという地味すぎる題材…

長いお別れ

【概要】著者(監督):中野量太 老いの過程を淡々と、しかしユーモラスに描く。だんだんボケていく父を軸に物語は進むが、真の主人公は彼を取り巻く家族たちなのだろう。家族の不調や苦難を経て生き方を変えていく登場人物たちに、己を投影する人もいるので…

地学のススメ

【概要】著者(監督):鎌田浩毅 「地学」の宣伝本。1%程度しか選択者がいないらしい。 太陽の運行、生命と地球の共進化、プレートテクトニクス、超巨大噴火と大量絶滅、南海トラフへの備えなど、地学ならなんでもござれの内容となっている。豊富なデータや…

マチネの終わりに

【概要】著者(監督):平野啓一郎 ハイスぺなアラフォー同士のドラマティックな恋愛物語。心理描写がねちっこいぐらい綿密で、時折ナレーション風に人間存在の真理が語られたりする。そう、三島由紀夫のような感じに。いったん文体に慣れれば、ストーリー自…

猫を抱いて象と泳ぐ

【概要】著者(監督):小川洋子 架空のチェスプレーヤー、リトル・アリョーヒンの奇妙な物語。現実感や場所性が希薄で、幻想的で透明で、多少の不自然さには構わずずんずん進む物語。そんな小川洋子ワールドが展開する。 心の中に棲んでいる者たちとの対話…

家族にサルーテ!

【概要】著者(監督):ガブリエレ・ムッチーノ 風光明媚なイスキア島に嵐が襲来する(いろんな意味で)。 金婚式に家族が集合するが、すでに不穏な芽が。大嵐発動。荒波で帰りの船が欠航となり、彼らが抱えていた不満や不和が噴出する。だんだん罵声と怒声…

天気の子

アニメ【概要】著者(監督):新海誠 徹頭徹尾ボーイミーツガールの基本に忠実だった。まさにジブリのように。超自然的な力とか、少女に課せられた過酷な運命とか、純情な選択の結果とか、そういったノベルゲーム的要素がオタク気質の人を懐かしくも切ない気…

王維詩集

【概要】著者(監督):王維 選訳:小川環樹、都留春雄、入谷仙助 李白・杜甫ときたら王維でしょ。自然派で格調高く華やかだが、寂しさもたまにのぞかせる。浮沈の激しい波瀾万丈な彼の人生がそうさせたのか。「眇(はるか)に惆悵して君を思う」系のはジ~ン…

雨に唄えば/Singin' in the Rain

【概要】著者(監督):ジーン・ケリー スタンリー・ドーネン 言わずと知れた名作。1952年とは思えない鮮度を保っており、古くて新しい。100分程度と適度な時間なのもgood。 作品内で映画を撮るというメタ構成。ヒロイン発掘のシンデレラストーリーもさるこ…

ヴァイオレット・エヴァーガーデン

【概要】著者(監督):石立太一 お初にお目にかかりますお客様がお望みなら、どこでも駆けつけます自動手記人形サービス ヴァイオレット・エヴァーガーデンです 京アニキャンペーン。理由は、わかるよな? ヒーリングしつつされつつの人間ドラマ系だが、同…

【概要】著者(監督):吉村昭 吉村昭前中期の歴史小説を5篇集めた。全体的にマイナーな人物が多い。だが、そういった地味で日陰の人々のとるに足りない生業のなかに、この世の真実がある。 すべて異国や異物との邂逅という点で共通している(一般的に物語…

夜の歌

A

【概要】著者(監督):なかにし礼 祖父にもらって。上下2段組はしんどいが、だんだん引き込まれていく。 満州からの壮絶な引き揚げの記憶と、華やかな芸能界生活、そして転落。人間存在の醜さ穢さおぞましさをこれでもかと描くが、時折微かに覗くのは世界…

日本の歴史〈3〉奈良の都

A

【概要】著者(監督):青木和夫 大仏建立プロジェクトをクライマックスに奈良時代のあれやこれやを一通りさらう。僅かに600万しか人口がいない極東の後進国にあって、思想や言語、制度、技術などが不足していた中での平城京造営はいかばかりの労苦だったで…

敵兵を救助せよ!/駆逐艦「雷」工藤艦長と海の武士道

【概要】著者(監督):惠隆之介 元江田島の著者が駆逐艦「雷」艦長・工藤俊作中佐を顕彰すべく筆を執った。 「〇これ」でおなじみ、スラバヤ沖海戦での英国海軍将兵救出劇をクライマックスに据えた工藤の評伝。旧海軍に余裕がある時期だったからできたこと…

徳川家康/われ一人腹を切て、万民を助くべし

【概要】著者(監督):笠谷和比古 日光東照宮に行った影響で。そして家康のこと昔からわりと好きだったので。 東照神君・家康の本格的評伝。膨大な参考文献が硬そうな印象を与えるが、意外と読みやすい。家康の生涯をたどりつつ戦国時代も概観できる(近代…

興亡の世界史 モンゴル帝国と長いその後

【概要】著者(監督):杉山正明 13~14世紀のモンゴルがユーラシア大陸を席巻したのは、多数の人々を統合・統御・統治するシステムあってこそだった。モンゴル帝国の成立とその画期性、そして軍事・政治・経済・思想など多岐にわたる帝国システムの遺産を説…

インディアスの破壊についての簡潔な報告

A

【概要】著者(監督):ラス・カサス 訳:染田秀藤 「カリブ海やメソアメリカ周辺、南アメリカ北部で征服者(コンキスタドール)どもが行った「破壊、殺戮および残忍な所業について語るのは明らかに至難の業であり、記すのもほとんど不可能に近く、耳にする…

甲冑武闘

【概要】著者(監督):久慈光久作者の趣味が横溢している。重装騎士や軽装の剣闘士同士のタイマンなど、息もつかせぬほどの容赦ない命のやり取りを描く。 やっぱり甲冑とアキレイアが良いか。『狼の口』の小ネタもあるよ。 【詳細】<目次> 甲冑武闘 新兵…