Javaさんのお部屋・改

Javaさんのお部屋です。引っ越しました。詳しくは「はじめに」を読んでね。スマホ版は全体像が見えにくいから、PC版と切り替えながら見てね。

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苦界浄土

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【概要】著者(監督):石牟礼道子 「ユーキ水銀で溶けてしもうた魂ちゅうもんは、誰が引きとってくるるもんじゃろうか」 ことばを伝える術を失った水俣病患者たちになり代わり、彼らの言葉を紙面に呼び寄せる。挿入される医学的報告書や議事録と本編の文学…

金子文子と朴烈

【概要】著者(監督):イ・ジュンイク センシティヴになりそうな題材ではあるが、怨讐を超え、巧みな手腕と懐深さで愛の物語として昇華させた。シリアスな部分もあるが全編を通して暗さはあまりなく、鑑賞後は不思議とすっきりとした余韻が残る。日本語〜朝…

楽園のカンヴァス

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【概要】著者(監督):原田マハ 絵画ミステリー。美術研究者2人の奇妙な鑑定バトルと、絵画「夢」に関するアンリ・ルソーのありえたかもしれない物語。それらを現代のルソー展が導く27年越しの邂逅でサンドイッチする。「この作品には、情熱がある。画家の…

炎のタペストリー

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【概要】著者(監督):乾石智子 並外れた記憶力と奪われた力を持つ女主人公が、魔法や炎の鳥のいる世界を旅する。そんな王道ファンタジー。道具立ては普通だが、平和への祈りが印象に残る。テンポよく密度高めに進行し1巻で完結するのでお得感がある。ファ…

高坂正堯

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【概要】著者(監督):服部龍二 『文明が衰亡するとき』でおなじみ高坂の評伝。戦後政治史を縦糸に、高坂の精力的な活動を横糸に展開する。 大学教授としての研究と指導、政治ブレーンとしての活動、雑誌への寄稿やテレビ出演、多忙な生活を送っていたよう…

ガンジー自伝

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【概要】著者(監督):マハトマ・ガンジー 訳:蠟山芳郎 ガンジーが自分の心を見つめながら、政界入りするまでを回顧する。内向的な青年がサッティヤーグラハ闘争やアーシュラム道場経営を指導していくさまには、運命的なものを感じる。自己省察をたえず続…

パッドマン 5億人の女性を救った男 /PAD MAN

【概要】著者(監督):R.バールキ インドの因習や女性の置かれた不衛生な状況を打破すべく、もとい妻を救うべく闘う。 思いコンダラ一直線な性格が災いして村八分にあったり、一方で幸いして道が切り開かれたりする。とにかくラッキーガイなのはまちガイな…

マンマ・ミーア!/Mamma Mia!

【概要】著者(監督):フィリダ・ロイド 父親候補3人をギリシャっぽい島の結婚式に招待。娘の結婚はそこのけでママをはじめトリプルカポーが爆誕する。やはり結婚式は出会いの場。ミュージカル映画らしく終始陽気なムードが漂っているのがよい。 【詳細】 …

無限と連続

【概要】著者(監督):遠山啓 集合論、群、トポロジー等、無限を数える数学の概念を解説。正直言って難しい。とりあえず無限にはランクがある。 【詳細】 カントールが始めた破天荒な試みである集合論は「無限の数学」。 1対1対応という手段で2つの無限…

源氏でわかる古典常識

【概要】著者(監督): 今風の(2000年代後半)絵で『源氏』の主要ストーリーをかいつまんで説明しつつ、宮廷行事、官位、装束、死生観などの古典常識を解説する。『あさきゆめみし』は分量的に重めだし活字もしんどいという人にはおすすめかもしれない。女…

英単語の語源図鑑

【概要】著者(監督):清水健二 すずきひろし 表紙のようにイメージで英語語彙を芋づる式に増やす。当然ながら英単語も接頭辞+語根+接尾辞の組み合わせでできており、漢字の偏や旁とそこまで変わらないことが体得できるはず。接頭辞や語根に詳しくなれば…

宇宙よりも遠い場所

【概要】著者(監督):いしづかあつこ 女子高生4人が南極に行く。ここではないどこかへ、何かをさがして。誰かと。 一見、ありがちな女子高生×〇〇のパターンだが、意外とまじめ。「旅」と「友」の素晴らしさに重点を置いている印象。仲間探し、渡航権獲得…

源氏に愛された女たち

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【概要】著者(監督):渡辺淳一 『失楽園』でおなじみ。六条御息所、夕顔、紫の上、明石の君、そして光源氏といった『源氏』の登場人物をオッさん目線で分析する。曰く、光源氏は女たちの舞台の「狂言回し」で、『源氏』は「女の百科事典」。夕顔に優しく、…

近代秀歌

【概要】著者(監督):永田和宏 文字通り近代の秀歌を100首(以上)集めた。茂吉の『万葉秀歌』の衣鉢を継ぐ。 挑戦的な言い方をすれば、あなたが日本人なら、せめてこれくらいの歌は知っておいて欲しいというぎりぎりの100種であると思いたい。 歌を一首知…

最強のふたり

【概要】著者(監督): エリック・トレダノ、オリヴィエ・ナカシュ フランス映画。ワルめの黒人あんちゃんが脊椎損傷のエスタブリッシュメントなオッさんを介護する。髭剃りしたり、推し音楽の聞かせ合いをしたり、空気吸いに行ったり、海に行ったり、パラ…

猫のお寺の知恩さん

【概要】著者(監督):オジロマコト 都会の少年が、ちょっと年上のお姉さんと猫たちがいる田舎のお寺に下宿する。春夏秋冬、移り変わる田舎の情景。四季の行事。ゆったりと、しかし確実に時は流れる。季節がひと巡りしたころには、二人は…。前作といい、著…

与謝野晶子の源氏物語

【概要】著者(監督):紫式部 訳:与謝野晶子 (上)谷崎源氏の前の肩慣らしに。以前はいくつかの章段をつまみ食いしただけだったので再読すると新鮮。人物関係図片手に読んでいくと、放縦というか正直というか、愛すべき光源氏と女たちの関係の綾に目が眩…

文明としての江戸システム

【概要】著者(監督):鬼頭宏 江戸時代を一つの特異な文明システムとしてとらえる試み。宗門人別改帳からの人生復元、人口動態、自然環境の変化、産業の発展や経済活動など、さまざまな面から江戸時代を分析する。社会全体の生産性の向上とそれゆえの行き詰…

人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている

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【概要】著者(監督):ふろむだ 心理学的知見を対話篇+ポンチ絵でかみ砕いて紹介し、人間がいかに認知バイアスから逃れることが難しいかを解説する。その過程で「錯覚資産」という概念を導入し、それとの付き合い方を伝授する。認知のパラダイムシフトが起…

内向型人間のための人生戦略大全

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【概要】著者(監督):シルビア・レーケン 訳:岡本朋子 内向型同志の著者と一緒に人生戦略を立案する。自己分析→家庭生活・交友・職場でのふるまい方→シチュ別対処法の順に進む。ワークシート書き込み式で、マジメにやると明日から前向きにとらえられるよ…

全国アホ・バカ分布考

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【概要】著者(監督):松本修 「探偵! ナイトスクープ」伝説の企画としておなじみ。「アホ」と「バカ」の境界を探していたら、「タワケ」がその間にあることを知り、西にも「バカ」があることを知り、柳田の『方言周圏論』を知り…。ドキュメンタリー形式で…

世界史を変えた新素材

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【概要】著者(監督):佐藤健太郎 鉄、紙、プラスチックなどの12の材料に関し、最強の材料決定戦を開催する。いずれの材料も建築、戦争、メディアなど各々の点で人間の社会や生活に変革を齎しており甲乙つけがたい。サイエンスライターらしく、材料の誕生…

平家物語

【概要】著者(監督):石母田正 『平家物語』を、思想、時代の空気、文学的意義、成立の経緯と変遷、登場人物、形式・構成などの面から分析する。「祇園精舎」や「那須与一」、「敦盛最期」だけが平家物語ではない。激動の時代が生んだ、雑多で懐の深い群像…

夫のちんぽが入らない

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【概要】著者(監督):こだま 直球タイトルが清々しい。内向的な精神はいかに苛酷な現実と対峙し、小康状態に至ったか。著者が直面した悲喜劇を描く。陰のある生い立ち、性生活の不一致、堕落、学級崩壊、休職など、陰惨で胸がきりきり痛む内容だが、どこか…

ボヘミアン・ラプソディ/Bohemian Rhapsody

【概要】著者(監督):ブライアン・シンガー Queenのメインボーカル、フレディ・マーキュリーの伝記映画。脚色があるとはいえ、Queenを深く知るきっかけになるのでは。サントラもうっかり買ってしまったぞ。 Queenのことはまあ聞いたことあるけど程度であっ…

全国マン・チン分布考

【概要】著者(監督):松本修 タイトルに惑わされてはならぬ。柳田の『蝸牛考』でおなじみ「方言周圏論」をメイン武器に、女陰語・男根語の歩んだ歴史に分け入っていく。一言で言うと「饅頭」(と「珍宝」)をめぐる物語。 好奇心から読み進めていくと、著…

日本史の論点

【概要】著者(監督):いろいろ(五名共著) 五名の歴史学者が日本史の主な論点を整理する。日本史が概観できお得感がある。 「邪馬台国はどこにあったのか」「元寇勝利の理由は神風なのか」といった定番の話題はもとより、「中世はいつ始まったか」「いつ…

夫婦善哉

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【概要】著者(監督):織田作之助 『夫婦善哉』『続 夫婦善哉』『雨』『俗臭』『聴雨』『蛍』を読了。夫婦の腐れ縁や愛憎、生活や世間の喜怒哀楽をユーモラスに、しかし繊細に描く短篇集。基本的な舞台は大阪で人情味のある関西弁の話し言葉が心地よい。登…

場の思想

【概要】著者(監督):清水博 「自己の卵モデル」「三種の場(生活・人生・生死)」を駆使して、21世紀に必要な思考のいちフレームワークを提供する。卵の黄身(自己)を取り巻く白身が織りなす自他非分離的空間(純粋生命)に比重を移し、場の共創を活発に…

自分史の書き方

【概要】著者(監督):立花隆 アラ還の人びとをメインターゲットに行われた「自分史の書き方」講義のエッセンスを紹介する。実際の作例も引用されており、名もなき市井の人の物語にホロリとさせられる。幼少期の想い出とか、仕事でのトラブルとか、出会いと…