シザーハンズ

【概要】
著者（監督）：ティム・バートン

人造人間らしき手がハサミマン、セールスおばさんに城から連行される。トンデモ設定なのだが、なぜだか受け入れられる。いや外せよ、などと言ってはいけない。ウォータープールに穴を開けたり、傷害事件を起こしたりと騒動を巻き起こすのだが、庭木やヘアカット・ペットのトリミング等で頭角を現す。ジョニーデップだったのか、君。

性感おばさんの反応、剪定オブジェや奇抜髪型の数々など、基本的にはコメディなのだが、終盤で急に切ない感じになる。娘との関係性が彼にとっては重要だったよう。今観ると自閉症とか発達障害的な生きづらさを描いているのかと邪推したりしてしまうなあ。娘がムッチリしていてかわいい。

やはりシザハンと人間は交わってはいけなかった種族だったのかもしれない。でも、終盤の粉雪兼氷像制作シーンと、雪が降るからSH君が生きているという彼女のセリフ、そんなところに監督の芸術的なこだわりを感じた。きっとお互いにあの日々を忘れられないのでしょう。

【詳細】

＜メモ＞

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