Javaさんのお部屋(サム・ジーヴァ帝国図書館)

Javaさんのお部屋です。引っ越しました。詳しくは「はじめに」を読んでね。スマホ版は全体像が見えにくいから、PC版と切り替えながら見てね。

窓ぎわのトットちゃん

映画 窓ぎわのトットちゃん ストーリーブック

【概要】
著者(監督):八鍬新之助

いろんな意味で目が離せないトットちゃんとその仲間たち、そしてトモエ学園でのおもひでを描く。最初と最後で徹子ナレが入るのでとりあえずは安心感🐤。
めちゃハイソ家庭に育ったトット氏、先進的な教育方針をとるトモエ学園に入学。友達たちもなかなかキャラが立っているのだが、やはり小児まひの泰明ちゃんとの思い出を主軸に描かれる。ハイライトは木登り。いろいろな道具を使いーの、思うように動かない身体で頑張りーのして遂に登頂。その真価は子供のみぞ知る、夏の大冒険といった感じだ。泥だらけで帰還した泰明ちゃんが少し誇らしげ。他にもプール、腕相撲対決、悪ガキとの合戦、アンクルトム、お葬式など…いや君ら、出逢えてよかったな。


幻想的で芸術的な3つのシーン(電車、プール、悪夢)とか、股間がキューピー風につるりとしているところとか、キャラの頬や唇や目が乙女チックなところに、子ども(というかトット助)の視点からみた明るい世界を垣間見られる。が、徐々にしかし確実に戦争の気配がさしはじめ……パパママ呼びを禁止されたり、ゼイタクを咎められたり、キップ切るオッちゃんがいなくなっていたり、戦争ごっこや出征パレード、軍国的お絵描きや傷痍軍人が描かれたり、予想通り東京大空襲で学園が全焼したりと空想世界は灰燼に帰す。が、再建を誓う校長の姿や、物語の冒頭で出たチンドン屋疎開先に向かう列車から見えたりと、希望はたしかに萌していた。

 

トット氏、能天気に見えて、おなご先生がしっぽ発言を叱責されているところとか、楽しいことばかりでないオトナ世界の大変さや理想的な学び舎を維持する影の努力もちゃんと見ていたりする。そういえば、何気ない動作、たとえばしゃがむときとかのアニメーションの機微は印象に残るものがあったなあ。

原作もいま読んでおるぞい。今のところほぼアニメ通りや…。

 

【詳細】

<メモ>

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B面。

javalousty.hatenablog.com