【概要】
著者(監督):アガサ・クリスティー 山本やよい訳
雪に閉ざされた寝台車両の密室で事件発生(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾
ポアロ「わけがわからないというのが、この事件の興味深いところです。通常の調査手段はまったく使えない。証言をおこなった乗客は真実を話しているのか、それとも嘘をついているのか。それを見きわめるすべがない」
意味ありげで思わせぶりな手がかり:
犯人の身体に刻まれた複数人によるものと思われる傷痕、犯行現場に落ちていたハンカチのイニシャルH、パイプクリーナー、車掌服のボタン、止まった懐中時計、乗客が目撃したという色の浅黒い車掌、真っ赤なガウンの後ろ姿の女…。遺留物や証言に攪乱されつつも証言パートで時系列整理を図る。
怪しげな乗客・乗員はいるが、決め手に欠ける中、アームストロング事件を軸に事件を再構成すると見えてきた、第二の解決法とは―――。
ポアロは友人のブークに目を向けた。
「鉄道会社の重役として、ムッシュー・ブーク、何かご意見は?」
ブークは咳払いをした。
「わたしの意見を申しあげるなら、ムッシュー・ポアロ、あなたが出された第一の説のほうが正しいと思います。そうに決まってます。ユーゴスラビアの警察が到着したら、そちらの説を話しましょう。賛成してくださいますか、 先生」
ラストの展開はまさかの種明かし。
オリエント急行乗客のインターナショナル感がいい感じ。個人的には『そして誰も~』の方が好きだったりする。
【詳細】
<メモ>