【概要】
著者(監督):北村一真
ニュースやインタビュー動画などを教材に、より生きたリスニング力の向上を図る。QRコードで動画にアクセスする方式。
会話においてはつねに文法的に完璧な英語を話しているわけではなく(当たり前であるが忘れられがち)、一人称省略もあれば、つなぎ言葉、言いよどみ、言い直し、言い換えなど、千変万化する状況に即応していく必要がある。個人的には、文構造が途中で変わるったり不完全だったりする「破格」表現に本格的に言及しているのは初めて見た気がする。
リスニングであろうと結局リーディング能力や語彙・文法知識が必要になるため、読解スピードが違うのみでRとLに本質的な違いはない。定型表現に習熟し、文系や修飾関係を瞬時に把握すべし。そして、次に出てくるであろう言葉や文に構えるべし(「何を?」「主節は?」)。会話は生き物であり、参加者間の共創作業であることを肝に銘じたいところだ。
【詳細】
<目次>
- 第1章 話す英語の本質―最初におさえておきたい特徴
- 第2章 まずは読む力―リスニングを意識して読む
- 第3章 スピーディに読む技法―「先読み」は文法がカギ
- 第4章 定型表現は武器だ―「丸覚え」で次のステージへ
- 第5章 結論が見える―文脈から推理する
- 第6章 アドリブ力を高める―あらゆる破格的な表現にも対応
- 巻末付録 カタマリで覚えて理解力を上げる定型表現20
<メモ>
最近は出勤・退勤中にワイヤレスイヤホンで英語系のコンテンツを視聴しておるぞ。
本書で紹介されていた中だとBBC leaning Englishが6分でまとまっていていい感じ。
他にも王道のTED TalksやIELTSのspeakingデモ動画とか見てた時期も。
日系英語系(?)Youtuberだと、以下を聴いたりしている。
・Atsueigo
・タロサック
・だいじろー
・もりてつ
・みっちゃん
kazuもよく短い動画に出てくるわな。