【概要】
著者(監督):田口善弘
砂時計おじさん。高校物理の無味乾燥になりがちな教科書に定性的な理解で意味づけをする感じ。蜃気楼、斜方投射、摩擦力の解釈など、講談社現代新書ということで読み物の感が強く、浅く広くで想定ほどの感動はなかった。
【詳細】
<目次>
- 第1部 力学編
Chapter 1 物理は質量がすべて(質量とはなにか)
Chapter 2 曲がっていても実は真っすぐ(等速直線運動)
Chapter 3 兵器とは切っても切れない力学(斜方投射)
Chapter 4 飛行機はなぜ飛ぶのか?(揚力)
Chapter 5 トラックと乗用車が衝突すると、なぜ大事故になるのか?(運動量保存則)
Chapter 6 隕石はなぜ爆発するのか?(エネルギー保存則)
Chapter 7 実はよくわかっていない摩擦のしくみ (摩擦力)
幕間劇 力学と電磁気学のあいだ(重力と静電気力) - 第2部 電磁気学編
Chapter 8 「電流の向き」間違えちゃいました! (電荷と電流)
Chapter 9 点電荷の間の静電気力(クーロンの法則)
Chapter 10 ブラウン管で知る「電場」の謎(電場)
Chapter 11 エジソンと白熱電球(電流・電圧・電力)
Chapter 12 電気回路に不可欠の電子部品「コンデンサー」の 謎を解く(電気容量)
Chapter 13 知名度は低いけど、身近に存在する電磁気学的な力(ローレンツ力)
Chapter 14 テスラとエジソン 電流戦争の死闘 (直流と交流)
幕間劇 電磁気学と熱力学のあいだ - 第3部 熱力学編
Chapter 15 雲はなぜできるのか(熱力学第二法則ほか)
Chapter 16 深海魚はなぜ水圧に押しつぶされないのか? (圧力)
Chapter 17 いまとなってはトンデモ仮説 熱素説を科学者が信じたのはなぜ?(熱力学の第一法則)
Chapter 18 マクスウェルの悪魔はいなかった (熱力学の第二法則)
Chapter 19 「モーターにはまだ負けません!」熱機関が現役でいられる理由(熱機関)
Chapter 20 冷蔵庫はなぜ冷えるのか?(冷却) - 第4部 波動編
Chapter 21 なぜ、人は音を見ることができないのか? (光の直進性)
Chapter 22 宇宙と野球とドップラー効果の意外な接点 (ドップラー効果)
Chapter 23 アルゴリズム体操から学ぶ屈折のふしぎ - 第5部 原始・分子編
Chapter 24 なんとも不条理な「不確定性原理」
Chapter 25 この世の物質は「波」である! - おわりに
<メモ>