Javaさんのお部屋(サム・ジーヴァ帝国図書館)

Javaさんのお部屋です。引っ越しました。詳しくは「はじめに」を読んでね。スマホ版は全体像が見えにくいから、PC版と切り替えながら見てね。

2016-01-01から1年間の記事一覧

ケルトの神話

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ケルトの神話―女神と英雄と妖精と (ちくま文庫) [文庫]著者:井村君江評価:B【評】ケルトの人たちは目に見えぬ世界(常若の国)や、目に見えぬ種族(ダーナ神族)の存在を信じ、そこと自在に行き来しているのです。この世と直結し、隣接しているもう一つの…

下り坂をそろそろと下る

下り坂をそろそろと下る (講談社現代新書) [新書]著者:平田オリザ評価:B+【評】まことに小さな国が、衰退期をむかえようとしている。司馬好きオリザが「坂の上の雲」「この国のかたち」などをパロりながら、日本・日本人のいま、そしてあるべき未来を提示…

東京・静岡(慶應スカイウォーク)

日曜日に三島スカイウォークなる吊橋に行ってきました全長は400mで歩行者専用としては日本最長、谷底からの高さは最大で71mと、ビビリの私にはこたえました風洞実験や構造シミュレーションがしっかり行われているとはいえ、橋の真ん中付近は振幅が大きく、足…

北海道(のぼりべつ温泉パーク)

[概要]3連休を利活用して北海道に行ってきました😂ケモノ臭い3日間となりました😂 [Day 1]新千歳空港に降り立つと、半袖短パンの私を容赦なく襲う肌寒さ😂同行者の上着を強奪しようと決意しました😂まずはレンタカーを駆り、岩井牧場へ😂 某職場をリタイアしたラプタス…

流れる星は生きている

流れる星は生きている (中公文庫BIBLIO20世紀) [文庫]著者:藤原てい評価:B+【評】満洲からの(朝鮮経由)引き揚げノンフィクション。この肝っ玉母ちゃん、新田次郎のツレだったり藤原正彦のオカンだったりする。歌もあるよ。その日暮らしの極貧極寒生活。…

倚りかからず

倚りかからず (ちくま文庫) [文庫]著者:茨木のり子評価:B【評】岩波の『茨木のり子詩集』にないものとしては、「鶴」「苦しみの日々 哀しみの日々」「球を蹴る人」などがある。「茨木さんの詩には、ご自身で書いたことを自ら茶化す表現がよくある。最後に…

仏教入門

仏教入門 (岩波ジュニア新書) [新書]著者:松尾剛二評価:B【評】表紙のガンダーラ感が半端ではないが、日本仏教に重点をおいた仏教入門書。仏教の成立、伝播、主要宗派、教義の簡単な解説など、広範かつそこそこの内容がある。知ってるようで知らない仏教の…

星を追う子ども

劇場アニメーション『星を追う子ども』 [DVD] [DVD]監督:新海誠評価:C【評】少女とオッさんがアガルタなる死者の国にGO。ナウシカのキツネリス、ラピュタの飛行石、もののけ姫の古代生物やブニョブニョ、千尋のトンネルやブニョブニョ。払拭できぬジブリ感…

秒速5センチメートル

秒速5センチメートル 特別限定生産版 DVD-BOX [DVD]【概要】著者(監督):新海誠 僕たちの前には 未だ巨大すぎる人生が 茫漠とした時間が どうしようもなく、横たわっていた。 時間ははっきりした悪意を持って、僕の上をゆっくりと流れていった。 など挙げ…

雲のむこう、約束の場所

劇場アニメーション「雲のむこう、約束の場所」 [Blu-ray] [Blu-ray]監督:新海誠評価:B【評】「ずっと、あの場所が、このまま」続けばいいのに。「世界にひとりとり残されている気がする」文庫本、メール、モノローグ、SF要素など新海節は健在。水没廃駅…

ほしのこえ

ほしのこえ [Amazonビデオ]監督:新海誠評価:B【評】背景に比して人物の粗さが目立つ。「強く硬く冷たい心」「絶対に開かないとわかっている扉を 絶対にたたかないこと」「黒板消しのにおい、夜中のコンビニのほっとする感じ」などの新海チックモノローグは…

プロジェクトX 挑戦者たち 東京タワー 恋人たちの戦い

プロジェクトX 挑戦者たち 東京タワー 恋人たちの戦い ~世界一のテレビ塔建設・333mの難工事~ [DVD] [DVD]構成:山本出 制作統括:今井彰評価:B【評】たぶん学卒の現場監督と、とび職人ふたりを主軸に、東京タワー建設の物語を、恋人たちの戦いを描く。…

大阪(脱出ゲーム)

土曜に大阪まで出向いて、このごろはやりの脱出ゲームを2つハシゴしてきました①「ドラキュラ城からの脱出」@大阪ヒミツキチオブスクラップ②「夜の魔王城からの脱出」@ひらパーいずれも脱出失敗 初めて参加したのですが、彼ら、絶妙なバランスで時間や問題難…

奈良(大寺)

平城宮跡+東西大寺に行ってきました まずは、意外と行ったことがなかった西大寺。東の大伽藍に比べると、存外規模が控えめで人も少なく、鴉の聲が虚空に響いておりました。そんな中、釈迦如来立像や文殊菩薩騎獅像、愛染明王坐像がオッスとお出迎えしてくれ…

西洋中世の男と女

西洋中世の男と女―聖性の呪縛の下で [ハードカバー]著者:阿部謹也評価:B+【評】『緋文字』なる小説や、高村光太郎の 「駄目だ。早く帰つて心と心をしやりしやりと擦り合せたい。寂しいよ」から説き起こして、西洋中世の男女に関するオカシな慣習や法律がな…

君の名は。

新海誠監督作品 君の名は。 公式ビジュアルガイド [単行本] 監督・脚本:新海誠【評】 ずっと、何かを探している。 図にしてみた。間違ってたら教えてね。 ジュブナイルの古典的な手法①少年少女入れ替わり②タイムスリップを使用しひと夏、いや3年、いやいや8…

最強の働き方

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最強の働き方;世界中の上司に怒られ、凄すぎる部下・同僚に学んだ77の教訓 [単行本]著者:ムーギー・キム評価:B【評】ムーギー・キムなるオッさんが、「<世界標準で仕事のできる一流のプロフェッショナルたち>から学んだ示唆に富む教訓を、包括的・体系的…

マンガでわかる統計学入門

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マンガでわかる統計学入門 [単行本(ソフトカバー)]著者:滝川好夫評価:B【評】統計学の導入にいかがか。標準正規分布、t分布、χ2分布などの使い方・使う状況、区間推定、仮説検定ほ大まかな流れがざっくり掴めた。(証明等は専門書で。)何より絵がカワイ…

風土

風土―人間学的考察 (岩波文庫) [文庫]著者:和辻哲郎評価:B+【評】旅行体験、逸話、文学作品、思想書など縦横に例を引き、気候の類型を挙げ、風土と人間の相互作用をときぐほぐそうと試みる。春風は花を散らす風でありあるいは子供を海に嬉戯せしめる暑さで…

青森・岩手・福島・茨城(みちのく理想郷)

8/13〜17に青春18きっぷで東北地方+つくばに突撃してきました今回のテーマ(後付け)は、「みちのく理想郷」縄文の理想郷、三内丸山奥州の理想郷、平泉賢治の理想郷、イーハトーブ そこに所属する人びとがみな概ね幸福な場所を理想郷と呼ぶのなら、われわれの…

新唐詩選

新唐詩選 (岩波新書) [新書] 著者:吉川幸次郎 三好達治評価:A【評】ヨッシーとタッツーが唐詩を精選した。杜甫、李白、王維が大半を占める。英訳や思い出、感興を交えた解説は、収録された珠玉の漢詩たちをさらに輝かしいものにするであろう。 詩を読むこ…

プラネタリウム男

プラネタリウム男 (講談社現代新書) [新書]著者:大平貴之評価:B【評】フュージョン(融合)を意味する新技術が、その正体だ。専用のレンズと恒星原板を使って鋭くシャープな像を結ぶ光学的プラネタリウムと、コンピュータで生成された映像を高解像度のプロ…

詩を読む人のために

詩を読む人のために (岩波文庫) [文庫]著者:三好達治評価:B+【評】達治がいろんな近代詩を紹介する。「私が以前から幾年かの間に、その折々詩を読んで覚えた感動(あるいは感興)を、あらまし、とり急ぎ列挙したということになるでありましょう」。詩を読…

白い人・黄色い人

白い人・黄色い人 [Kindle版]著者:遠藤周作評価:B【評】初期周作。後年の作品にも通底するテーマの萌芽が見受けられるが、少し印象が弱い気がした。あとは、そうさな…少し物語の運びが芝居くさい感じもする。「白」処刑、拷問、虐殺の日が近づいてくる。人…

図解・ベイズ統計「超」入門

図解・ベイズ統計「超」入門 あいまいなデータから未来を予測する技術 (サイエンス・アイ新書) [新書]著者:涌井貞美評価:B【評】主観的で経験的、データ追加で最適化し続けられる元・異端の統計学、ベイズ統計を対話篇で大づかみ。Dataが得られたときにHyp…

中世賎民の宇宙

中世賎民の宇宙―ヨーロッパ原点への旅 (ちくま学芸文庫) [文庫]著者:阿部謹也評価:B+【評】「総じて歴史研究といういうものは、(略)外にある出来事、自分が対象とする出来事と同じ事を内面に発見する作業です」というアベキンおなじみの言葉を念頭に置き…

茨木のり子詩集

茨木のり子詩集 (岩波文庫) [文庫] 選:谷川俊太郎評価:B+【評】『わたしが一番きれいだったとき』『自分の感受性くらい』でおなじみ、のり子。のり子曰く、「自分なりの納得のゆく時間の流れを別に作り出してゆきたい」。大岡信曰く、「イデオロギーを主張…

釈尊の生涯

釈尊の生涯 (平凡社ライブラリー) [新書]著者:中村元評価:B+【評】「ゴータマ・ブッダ(釈尊)が実際にどのような生涯を送ったか、そのあとを能うかぎり明らかにしようとするのが、この書の目的である」。なるだけ古い典籍のなるだけ古い章句に依ったとの…

岡山(ペルセウス座流星群)

ペルセウス座流星群を見に、新車くんと一緒に中世夢が原なる處まで行ってきましたインナーモンゴリアの高原ほどではありませんが、星のよく見える宵でしたね芝生に寝転び、夜9時くらいから12時くらいまで天蓋をガン見していたのですが、全部で20個くらいウォ…

戦争と読書

戦争と読書 水木しげる出征前手記 (角川新書) [新書]著者:水木しげる 荒俣 宏評価:B【評】読書は吾を救ふてくれた。世に文字なかりせば吾は今頃如何なるものとなつていたか。思へば読書は恩人である。教師である。吾に於ては、正に唯一の教師であつた。否…