評価:B
【評】
ムーギー・キムなるオッさんが、
「<世界標準で仕事のできる一流のプロフェッショナルたち>から学んだ示唆に富む教訓を、包括的・体系的に書いている」。
ビジネススクールで「モンテカルロシミュレーション」を学ぶより、メールを一瞬で返したほうが出世は早い。マーケティングの4Pでぶつぶつチャートをつくるより、目線を高くして、顧客の期待を上回る心構えをもつほうが大切だ。そしてDCFやリアルオプションを学ぶより、白板の使い方やピラミッド構造のメモのとり方を学んだほうが、はるかに最強の働き方に近づくのである。
即リプライ、文章をライザップ、必死にメモ取り(ピラミッド構造)、
自分に厳しく、日々自己のヴァージョンアップ、
話を傾聴、他人を尊重、とっても謙虚、オレ最強。
といったおなじみの話はもちろん、
フレームワーク、MECE、ロジックツリーより情熱、
なんでもオモロく、
「いい人」として温かい人間関係を築く、
はじめから期待度を下げるnega→posi思考、
などの普通のビジネス書とは一風変わったむ~ぎ~な部分にも注目。
まあ結局これなんですよ。↓
「気づかなかった基本、知らなかった仕事術」を求めて書店をさまよっている人がいるが、大切なのは、知っているのだが身についていない「本当に大切な基本」への納得度と目線を高め、これらを確実に実行に移すことなのだ。
む~ぎ~のボスが言っていた、
「いつまでも勉強ばかりしていたら、何も行動せずに勉強だけで終わる」
「在籍したことでどんな『レガシー』を組織に残せるのか」
という言葉も憶えておきたい。
あと、これ、
私のボスが言っていた「人の眼を見て話す」という当たり前のことも忘れないようにしたいね。