【概要】著者(監督):新房昭之 ひと夏の恋物語感あるが大体そう。二人の関係性やもしも世界の描写が弱く中途半端な印象。主題歌はGOOD。 【詳細】<メモ> 監督、物語シリーズの絵柄、シャフト節。 夏、プール、花火、駆け落ち、電車、逃走劇などの必須ア…
【概要】著者(監督):道尾秀介 初道尾秀介。猟奇的な連続殺人(?)事件の謎を追う。不可解な設定が気になりつつもページをめくらせる。大人びた兄妹の夏の日の冒険ミステリかと思いきや、だんだん雲行きが怪しくなっていく。ミスリード耐性ゼロの自分には…
〇20200724〜0725:舞鶴 呉、横須賀、佐世保に続く鎮守府シリーズ第四弾。 三密に注意しつつ18きっぷを駆使して以下のところに突撃。 ・赤れんがパーク…赤れんが博物館、港めぐり遊覧船 ・舞鶴引揚記念館 和田山駅。すでにレンガのにほひが。 東舞鶴駅近くの…
【概要】著者(監督):辻邦生 (一)4世紀半ばのローマ帝国はコンスタンティヌス大帝の治世の中、つかの間の繁栄を享受していた。が、彼の死とともにローマ帝国に嵐が巻き起こる。そんな時代を生きた、内向的で学者肌の皇族の生き残り・ユリアヌスの大河ド…
【概要】著者(監督):小野不由美 (1.旧校舎階段)『十二国記』から来ました。「……へい、さようですかい」などの主人公の心の声からもわかるように、軽めの文体。霊能力者その他が大集合して旧校舎の怪を解く。科学技術でなんでも解決できるのかも思いきや…
【概要】著者(監督):石野裕子 冬戦争、ムーミン、ノキア。スウェーデンとロシアの間を揺れ動くバルト海の乙女心。~13c:田舎、13~18c:スウェーデン統治時代、19c:ロシア統治時代、20c:独立、みたいなざっくりイメージで良さげ。資源なき小国のしたた…
【概要】著者(監督):西條八十 昭和を駆けたヤソップ。抒情的な作風。「かなりや」や歌謡曲はけっこう有名なのでは。 【詳細】<メモ> かなりや ──唄を忘れた金糸雀は、後の山に棄てましよか。──いえ、いえ、それはなりませぬ。 ──唄を忘れた金糸雀は、背…
【概要】著者(監督):高杉良 日本触媒の(実質)創業者・八谷泰造の人生を描く。50~60年代の石油化学工業の勃興期を支えた一人。車中の直談判にみられるようなモーレツ姿勢、苦学して工学博士を取得する努力と根性、時代が生んだ男だったのかも。著者が本…
【概要】著者(監督):石弘之 昨今の新型コロナでおなじみ。黒死病、インフルエンザ、結核、はしかなど、人間の歴史はウイルス等との闘いであり、共進化でもあった。 近年の感染症に関する一般日本人の呑気さや後進性に警鐘を鳴らす。ワクチンはちゃんと接…
【概要】著者(監督):大澤正道 カエサルからケネディまで、古今東西の暗殺をとりあげる。「暗殺」だけあってまだ不明なことが多い。だからこそ陰謀論が盛り上がるのだが。ラスプーチンとかシュタウフェンべルクとかケネディなんてまさにそう。噂話程度で終…
【概要】著者(監督):山内昌之 細谷雄一 編著 日清・日露戦争、対華二十一ヵ条要求、軍縮と恐慌、アジア・太平洋戦争…。日本の歴史は東アジア史の一部であり、世界史の一部である。台湾・朝鮮といった旧植民地、北に君臨するロシア帝国あるいはソ連、そし…
【概要】著者(監督):大河内直彦 地学関連の科学読み物。プレートテクトニクスとか、海水面の変化とか。科学者や探検家たちのこれまでの歩みが、地球の履歴書作成に大きく貢献してきた。「海にたっぷり溶けた塩は、ほろ苦い歴史の調味料である」など、シャ…
【概要】著者(監督):劉慈欣 大森望ほか訳 立原透耶監修 (Ⅰ)文化大革命のドキュメンタリー感、三体世界の寓話感、カウントダウンのサスペンス感、地球外生命体との交信というSF感。中国現代史とSFが接続する。αケンタウリという案外近場にヤバい奴らがい…
【概要】著者(監督):長沼伸一郎 「直観的方法」の人。投資と貯蓄、乗数効果、ブロックチェーン、そして資本主義の危うさ…などなど。分かりやすいたとえを次々に生み出す手練手管には毎度のことながらおみそれしちゃう。現代社会・経済の「縮退」に関する…
【概要】著者(監督): トーマス・ヘイガー 訳:渡会圭子 窒素固定化に多大な貢献をなしたハーバー・ボッシュ法でおなじみハーバーとボッシュ。19世紀以降の固定窒素(グアノやチリ硝石)利用の歴史から説き起こし、19~20世紀の化学大国ドイツを背景に、ハ…