【概要】
著者(監督):小野不由美
(1.旧校舎階段)『十二国記』から来ました。「……へい、さようですかい」などの主人公の心の声からもわかるように、軽めの文体。霊能力者その他が大集合して旧校舎の怪を解く。科学技術でなんでも解決できるのかも思いきや…。そういったあたりの緻密さは作者一流のものなのかも。
【詳細】
<メモ>
(1)幽霊の正体見たり枯れ尾花、で決着するかと思いきやまさかのPKサンダー。
麻衣ちゃんの「──あたしはただ、夢が消えちゃった気がするだけなんだい!」には若干同意。ちゃんまいはナル君に惹かれていくのだった…。
ツンデレ古風モノローグ主人公、ナルシスト自信家、ハデ巫女、ロン毛僧侶、黒髪霊能力者、童顔パツキンエクソシスト、そして黒田女史…。一体だれが正しいのか? 地盤沈下だけですべて説明できるのか? ミスリーディングを誘う作者の術中にはまる。
ラップ現象、ポルターガイストなどの怪奇現象の解説もしてくれるぞ。