2014-05-12から1日間の記事一覧
増補 エロマンガ・スタディーズ: 「快楽装置」としての漫画入門 (ちくま文庫) [文庫]著者:永山薫評価:C【粗評】「不可視の王国の年代記と地図を、たとえ大雑把な代物としても書けるのは自分しかいないという自負があった」「想像と模倣、伝承と反逆、大勢…
評価:A【粗評】ありのぉ~~~♪(・ε・)ままのぉ~~~♪(・ε・)天下のディズニーが150億円を投じて送り込んできたミュージカルCGアニメ。原題がシンポオ。観たのはもち吹き替え版。神田沙也加や松たか子が大きく株価を上げた。日本のアニメや漫画に慣れ…
人魚の嘆き・魔術師 (中公文庫) [文庫]著者:谷崎潤一郎評価:C【粗評】『人魚の嘆き』『魔術師』の二編を収録。飽くなき美の追求を描く。前者は昔話風の文体と挿絵の多さから絵本の如き印象を受ける。後者は読んでいると不安になる。【学んだこと、生かした…
猫楠―南方熊楠の生涯 (角川文庫ソフィア) [文庫]著者:水木しげる評価:B【粗評】水木しげるが南方熊楠の主に後半生を文字通りコミカルに描く。400頁超。猫の猫楠なるキャラクターを導入して、一歩引いた視点や作者ならではの妖怪ネタを提供。熊楠にまつわる…
古代への情熱―シュリーマン自伝 (岩波文庫) [文庫]著者:H. SChliemann 訳:村田数之亮評価:B【粗評】シュリーマン兄貴の自叙伝および発掘の記録。少なくとも15ヶ国語を話せるという人間機関車ナイスガイ。意志の漢。地味に訳者の名前がカッコイイ。一章は…
生物から見た世界 (岩波文庫) [文庫]著者:Jacob von Uexküll 訳:日高敏隆 羽田節子評価:B【粗評】種々の生物に対して行われた実験を紹介し、彼らそれぞれが持っている「環世界」の奥深さを示す。「知覚標識」など耳慣れない言葉に身構えるが、浅く広く話…
満州国 (講談社学術文庫) [文庫]著者:岡部牧夫評価:B【粗評】「一四年間にわたる日本の全面的な東北支配について、その中心となる三つの問題――支配体制、産業開発、農業政策を軸にのべ」る。終章のまとめ具合がすばらしいのでここから読んだ方がわかりやす…