著者:谷崎潤一郎
評価:B
【粗評】
集英社が出した谷崎小説集。でも谷崎と言えば中公文庫かな(・ε・)
表紙から漂う仄かなエロス。
『刺青』『悪魔』『憎念』『富美子の足』『青い花』『蘿洞先生』の六編を収録。
既読の『刺青』を除くと、この中では『憎念』がベストかな。後ろ二つはビミョーかな。
「鑑賞」の
「谷崎潤一郎は、私たちが口に出して言えない恥ずかしいことを代弁するように書いてくれた、そんな気がしています。けれど、おそらく谷崎自身は、恥ずかしいことを書いている、という自覚を全く持っていなかったことでしょう」
には大いに納得。
ようやく『潤一郎ラビリンス』が実質『谷崎潤一郎全集』であることに気づいたので、
有名どころ以外も攻めてみたいところだ。『細雪』『蓼食う虫』はそのうち。
この前、芦屋の谷崎潤一郎記念館に行ったのだが、
庭が実によかった。全体的に施設が地味だけど。
【学んだこと、生かしたいこと】
【○】
・『憎念』
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【×】
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【その他・リンク】