【概要】
著者(監督):ペマ・ギャルポ
チベット、ウイグル、香港(、台湾、沖縄)を併合していく中国。
- 「中国に国際常識としての領土や領海の概念は通用しません」
- 「彼らにとっての約束は、その場しのぎの方便に過ぎない」
- 「二度も祖国を失いたくはありません」
- 「遅かれ早かれ中国は崩壊への道をたどる」
出自的にはしょうがないのだが、中共憎しの一念がかなり強いので平和ボケした身にはやや煽情的なようにも感じる。が、これが「私なりのチベットのための戦い方」。チベットの歴史や文化、ダライ・ラマ制度もちょっと解説。
むごたらしい虐殺・虐待や文化的ジェノサイドのどこまでが事実かは分からないが、某国ならさもありなんといったところ。中露北などの権威国家に対してはどう闘っていけばよいのだろうか。大国らしい鷹揚さを身に付けてほしいものだ。
【詳細】
<目次>
- 序章 狂暴化する中共の人権弾圧(中国の傀儡と化したWHO;新型コロナウイルスは中国の生物兵器!? ほか)
- 第1章 チベット問題とは何か(「チベット」とはどこなのか?;寺と檀家の関係(チュ・ユン関係) ほか)
- 第2章 ダライ・ラマ―転生活仏というシステム(ダライ・ラマ制度;ダライ・ラマ法王の継承方法 ほか)
- 第3章 中国はなぜチベットを欲しがるのか(中国がチベットを支配する4つの理由;青蔵鉄道 ほか)
- 第4章 米中覇権戦争と民族問題のゆくえ(ウイグル人権法案成立の意味;中国の覇権国家への野望 ほか)
<メモ>
- 仏像を破壊したり、経典をトイレットペーパーとして使ったり、公開去勢を行ったり、電気棒を陰部に差し込んだり、仏寺を観光地化や僧侶の強制還俗でチベット仏教を形骸化させたり、言語に絶する虐殺・虐待が行われていた(いる)模様。真偽のほどはわからないが100万人単位の犠牲を出しているとのこと。
- 「一帯一路」に名を借りた法外な貸し付け、水・金属資源のグローバル搾取。一方では各国にスパイを忍び込ませたり、ハード・ソフトウェアによる情報詐取を行ったり、世論を煽動したり、WHOなど国際機関へのロビーをしたり、全方位でやりたい放題やっている模様だ。
- チベット問題解決のためにどうすればよいか? 1)テロリズムなど暴力に訴える 2)平和的にデモする 3)環太平洋・インド諸国で協同して中国に働きかける 4)国際社会を啓蒙しチベット問題に対する認識を改め・深めさせる …光が見えねェ。
- chat GPT君に聞いてみたところ、ざっくりした質問に対しては以下のような感じだ。概ね及第点の回答をしてくれたぞ。ただし、実現への道は険しい…。