【概要】
著者(監督):早見俊
19c後半~20c後半ごろの事業家を中心に、成功の秘訣を分析する。一人一人の分量が少なく、面白くなってきたところで終了するので物足りないかも。まあその分読みやすいし、広く浅くエッセンスを、ということでどうでしょう。
【詳細】
<目次>
- 第1章 執念爆発型―誰にも負けない、夢を諦めない(母国を捨ててでも宇宙に行く!「ロケットに取り憑かれた男」の華麗な逆転劇―ロケット開発者・ヴェルナー・フォン・ブラウン;山師から日の丸石油のパイオニアへ、「アラビア太郎」の軌跡―アラビア石油創業者・山下太郎 ほか)
- 第2章 才気煥発型―時流を読んで人心を見る天才たち(斜陽の映画会社による逆転劇、昭和の名プロデューサーに学ぶ経営手腕―東映社長・岡田茂;経営危機を乗り越えて宅急便を開始、日本の物流を変えて業界の勢力図を逆転―ヤマト運輸会長・小倉昌男 ほか)
- 第3章 国難逆転型―戦争、不況、国の有事を救った英雄(「媚びない、ブレない、威張らない」逆転人事からオイルショックの日本を救った男―日本銀行総裁・前川春雄;ファシズムとの対立から長期政権へ、「欧州連合の父」によるイタリア復興―イタリア首相・アルチーデ・デ・ガスペリ ほか)
- 第4章 強メンタル型―どんな挫折にも理不尽にも折れない(シベリア抑留さえも逆転劇への布石か、エリート軍人は戦後も含め2度輝く―伊藤忠商事会長・瀬島龍三;家業が傾き、会社は倒産し、仲間に裏切られても「4つのC」で夢の国をつくった男―ウォルト・ディズニー・カンパニー創業者・ウォルト・ディズニー ほか)
- 第5章 大器晩成型―老いや衰えを知らない尽きぬ野望(「業績好調な企業の経営者」から、「世界的な大成功者」への不必要な逆転劇―マクドナルド創業者・レイ・クロック;遅咲きの「ファッション王」は才能だけではなく人望にも恵まれた―クリスチャン・ディオール創業者・クリスチャン・ディオール ほか)
<メモ>
〇五島慶太
⇒嘉納治五郎「なあにという精神が一番重要だ。どんなことにぶつかっても、なあに、これくらいのこと、というように始終考えろ」
〇小倉昌男
⇒雌伏の時代。元カノのくれた聖書が効く。
〇早川種三
⇒単身乗り込み。
〇高畑誠一
〇small, slow but steady.
〇前川春雄
⇒威張らない。
〇デ・ガスペリ
⇒気骨。
〇マンデラ
⇒王族だったのね。獄中を生き抜く精神力と宥和の精神ね。
〇瀬島龍三
⇒参謀の転身。
〇レーガン
⇒意外とコツコツ苦労人なのね。
〇カネサン
⇒KFCおじさん、波瀾万丈。