Javaさんのお部屋・改

Javaさんのお部屋です。引っ越しました。詳しくは「はじめに」を読んでね。スマホ版は全体像が見えにくいから、PC版と切り替えながら見てね。

理工書紹介

就職後に読んだ良さげな理工書を紹介します。

日刊工業社の「基礎のきそ」シリーズが最近のお気に入りです。

 

<化学工学、化学プラント>

●『絵とき 配管技術 基礎のきそ』

化学プラント技術者必携。強度・圧損計算、弁の種類や金属の材質、振動や腐食などの留意点までヴォリュ―ミーな内容。

●『絵とき バルブ 基礎のきそ』

上記の姉妹本。バルブ・弁の種類・構造・選定・保守まで一通りカバー。手書き感あふれる図も多く挿入され、著者のサーヴィス精神を感じさせる。 

●『絵とき ポンプ 基礎のきそ』

ポンプの内部構造・部品の名称にはじまり、性能曲線の見方やNPSH算出法、さらには据付・運転・保守まで。

●『トコトンやさしい 圧力容器の本』

圧力容器の設計・製作・据付・運転の入門書。塔・槽の具体的な外観や内容物も図入りでわかりやすい。「トコトンやさしい~」シリーズは入門書としては結構アリ。

●『トコトンやさしい プラスチック成形の本』

身近な例を交えながら、いろいろな成形方法を豚(㌧)さんが説明していく。流動する溶融樹脂の気持ちが少しわかるようになる。「トコトンやさしい」の枕詞はウソじゃない。

●『トコトンやさしい 配管の本』

古代ローマ水道から石油化学プラントまで。配管とその付帯設備が図を見てイメージできる。もっとくわしく知りたい人は『絵とき 配管技術 基礎のきそ』を読んでね。

 

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<機械設計・材料・保全・技術>

●『絵とき 機械設計 基礎のきそ』 

金属加工やネジ・軸・減速機などのメカ要素、「キリ」や「切欠き」などの用語、公差については理解していた方がよさそう。

●『トコトンやさしい 機械の本』 

機械の定義にはじまり、歯車や軸など機械の構成要素をあげ、身の回りの機械がどのような仕組みで動いているのかを解説。どうやって思い描いた動きを実現するのか、またある動きがどのような要素を組み合わせて実現しているのか考えるクセをつけると楽しそう。 

●『トコトンやさしい 機械設計の本』

設計の流れ、必要な学識、機械要素、規格など、機械設計の概観をつかむ。さらっと流しすぎなところが散見されるのであくまで入門書の入門書として。

 ●19.02.24『鉄と鉄鋼がわかる本』新日鉄住金編著

高炉・転炉での製銑・製鋼、鋼の成型加工、鉄の溶接技術、先端技術トピックスなどを記載。

 ●19.03.13『機械製図のおはなし』中里為成

おはなしシリーズ。図面のいい例・悪い例を図示しながら、線の使い分け、寸法公差、表面仕上げ、溶接記号などを語り口調で解説。良い図面のまね、図面と実物のあくなき見比べが機械設計技術者の眼力を高めるのだろうなあ。

 ●19.03.13『作業工具・取付具入門』澤武一

日刊工業社の入門シリーズ。意外とこういう当たり前のことは明文化されていなかったりする。工具の名称や使い方の基本はもちろんのこと、ドライバは押す力7:回す力3で使う、錆は木工用ボンドでとれるなど、豆知識も教えてくれる。

●19.03.13『鋼のおはなし』大和久重雄

鉄の種類や性状、開発の歴史、名産品などのよもやま話を行う。氏と育ちのいずれも大事であり、熱処理は義務教育であり、鍛えると強くなったりストレスをためるとよくないなど、鉄を擬人化して解説する。いきなり下ネタを入れてくるあたり侮れない(そのためか長寿を全うしている)。

鋼の血統は五元素(C,Si,Mn,P,S)で決まる。ホルモン(特殊元素)を少しずつ多種類入れると効果大SUS304は磁石に付かない。鉄も氏(添加する特殊元素)と育ち(熱処理)が大事。鋼の硬さから強度(引張強さ、降伏点など)を推定できる。圧縮応力は善玉、ストレスは焼きなましで除去できる。

 ●19.03.13『一番最初に読む機会保全の本』吉川達志

駆動系および潤滑油の取り扱い、空圧・油圧設備の仕組みと保全のチェックポイントを説明。標準書やチェックリストも参考になる。変化を見逃さないため清掃をきっちり行うことを強調。

 ●19.03.17『配管設計入門』西野悠司 

最近売り出し中の西野さん。配管耐圧や圧損計算はもちろんのこと、配管のたわみやサポートの計算まで、配管何でもござれ。構造物に働く力のイメージなど、エンジニアの直感も養成する。演習で具体的な計算フローも学べるし、計算式や規格のハンドブックとしても使える。

●19.03.24『金属のおはなし』大澤直

金属一般の性質、鉄鋼および銅・アルミニウムなどの金属材料、それらの加工技術について。体心より面心の方が変形しやすい、青銅のSn含有率で鐘の音が変わる、表面エネルギーの説明、brass bandの語源、鉛の水道管でも意外と大丈夫、など身の回りのものから金属への興味を持たせる手法はなかなか。 

 ●19.03.25『溶接入門』安田克彦 

最近売り出し中の入門シリーズ。溶接技術の概要と実作業のポイントなど、実用的な内容。やったことないことを理解するのは難しい。用語の概要は押さえておきたいところだが…。

 ●19.05.19『鉄鋼材料の科学』谷野満・鈴木茂 

材料学シリーズ。ミクロからマクロまで、鉄の何たるかがわかる。内容が学術的なので、一般向け解説書に飽きた人はどうぞ。とりあえず結晶を微細化させれば何とかなるのではと思わせてくれる。

●19.06.05『Excelで学ぶ配管技術者のための流れ解析』坂東修

損失エネルギーを最小化する経路を自然は選択するので、その原則を踏まえて複雑な配管経路の各部分の流量を求める方法を伝授する。汎関数の導入とソルバー駆使が見どころか。

●19.06.15『「製図」のキホン』小峯龍男

初級者向けだが、適度に深みがある。線種、公差、表面仕上、はめあい、 溶接、歯車、軸受、ねじなど一通り学べる。ハンドブック的に使える程度の内容はある。3DCGが地味にありがたい。切削工具の説明もされており、どうやって工作するかを考慮して製図するよう指導される。プチ演習もあり。

●19.07.06『「金属」のキホン』田中和明

読み物の域を出ないが、金属にまつわるいろんな小ネタ集めや理工的概念理解に役立つのでは。神話、歴史、価格、製法など広範な(わるくいえば雑多な)話題が売りか。抗菌効果、形状記憶合金(応力誘起マルテンサイト)、バンドギャップ、シャルピー衝撃試験の吸収エネルギーが靭性のめやすなどもちょっぴり参考になった。コラムという名の漫談には関西人感を隠せない。 

 著者の「地球上で不必要な金属など、なに1つありません」の言葉を金属たちは聞いているだろうか?

 ●19.07.21『熱処理のしくみと技術』仁平宣弘

鉄鋼材料の基礎と表面処理の全容がわかる。表面・断面組織の写真やデータが豊富なので説得力がある。オーステナイトやマルテンサイト、パーライトなど、いまいち文字だけだとわかりづらい金属組織もリアルに感じられるのでは。自分も、表面は焼入れして耐摩耗性を上げ、内面はそのままで靭性を保った人間になりたい。

 

<ポリマー、押出成形、フィルム>

●『わかりやすい押出成形技術』

押出機の内部構造とその役割、種々の成形技術がよくまとまっている。成形初学者にオススメ。

●『プラスチックフィルムの基礎と応用』

代表的な樹脂の特性、フィルム・シートの主な成形法、レオロジー、物性の制御や機能の付与など。比較的わかりやすいので初学者はどうぞ※ただしAmazonでしかほぼ売っていない。

●『プラスチック成形加工学の教科書』

ポリマー流動の小難しい概念がスッと入ってくる。読みやすい。

●『測定から読み解く レオロジーの基礎知識』上田隆宣

粘性と弾性の中間である塑性を探究するレオロジー。レオメータの説明はもとより、tanδ、流動曲線や動的粘弾性の周波数分散など関連領域を概説する。データが多いのはいいがレオロジーの何たるかを把捉できた感は薄い。発展途上の学問ゆえなのか。

●19.04.17『不織布のおはなし』朝倉健太郎 田渕正大

紙・布・フィルターなどの不織布のあれやこれや。ウェブハンドリングにちょっとだけ詳しくなるかも。不織布が使われている種々の製品群、繊維の海島構造、不織布の多層構造、紡糸あるいは不織布の製造方法など。

 

<電装>

●『トコトンやさしい シーケンス制御の本』 

押しボタンSW、ランプ、電磁リレー、PLC、エアシリンダなどの電気回路の要素と構造、電装部分の動作イメージ、電気回路図やラダー図の見方がちょっとだけわかる。世界の解像度がちょっとだけ上がるかも。

●『トコトンやさしい センサの本』

社会インフラを縁の下で支えるセンサ群を広く浅く紹介する。可燃性ガスの検出原理あたりは珍しいのでは。計量から認識への転換・視聴覚以外の五感の模倣など、これからのセンサがめざすべき展望も教えてくれる。 

●『マンガでわかる シーケンス制御の本』 
シーケンス制御には興味はないが大家さんには興味アリアリ。
ご都合主義でも何でもいいからカイ君には己の手で修理してほしかったのだが・・・。
説明時の大家さんのポーズや、だんだんカワイくなっていく服やしぐさに注目。
内容はお察しの通り薄い。そして高い。シーケンス図を見たら大家さんを思い出したい。

マンガでわかるシーケンス制御

マンガでわかるシーケンス制御 [単行本]

 ●19.05.19『基本からわかるシーケンス制御』監修:石橋正基

懇切丁寧にシーケンス制御の動作・代表的な回路の例を説明してくれる。電磁リレーの連係動作や制御機器の動く順番のイメージがつきやすくなるのでは。制御回路の構成機器が写真付きだったり、スターデルタ始動法の説明をしてくれたりと初心者向けとしては出色の出来か。

 

<建築、工事、安全>

●『施工がわかる イラスト建築生産入門』

建築工事の一連の流れを詳細かつ膨大なイラストで解説。情報量がすごい。小学生だったら日がな一日眺めてそう。

●『まんが めざせ!現場監督』

けんせつ小町がビミョーにかわいいいので読む。人選と現地調査~竣工まで建設工事の一連の流れがなんとなくわかる。地元住民の反対や休業労災が起こるのが教育的。ネットワーク工程表の利用や作業見積りの感覚、リーダーに求められる人格の高さは他業種でも共通か。

まんが めざせ!現場監督

●『まんが よくわかる工事現場の安全』

重機、高所、有機溶剤作業などを例に工事現場の安全管理に関し説明。起こりうる事故、その要因と対策といった事項も。

 ●19.07.21『Excelでいつでも使えるQC七つ道具と新QC七つ道具』今里健一郎 高木美佐恵

QCと新QCが一冊で把握できお得感がある。計14項目に対しそれぞれ、Excelでの演習を丁寧に行っていく。多変量解析はもう少し理論の補足が欲しかった気も。

 

<その他、ブルーバックス・一般向け本> 

●19.06.22『完全独習 現代の宇宙物理学福江純

一般向け解説書の定性的な解説が物足りない人に。漠然と宇宙が好きな人の知的好奇心を充足してくれることだろう。帯にあるように、大学数学初歩の知識があれば「宇宙の多様な物理現象を、手ずから解き明かせる!」種々の用語の語源やファンネルなどの小ネタも地味に面白い。

熱力学、流体力学解析力学原子核物理といった諸分野の共同作品たる宇宙物理学。エネルギー・力・運動量・温度・圧力・ポテンシャルといった物理量同士の関係、現実を切り取ったモデルの数々、式導出や近似のテクニック、数学的大小感覚の養成など、(高校球児にとっての白球のように)いかに式を追ったかが理工系人間の思考の深みを決定づけるのかもしれない。下記Appendix.B。

http://quasar.cc.osaka-kyoiku.ac.jp/~fukue/lecture/astronomy/appendix_B.pdf

完全独習現代の宇宙物理学 (KS物理専門書)

 

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