Javaさんのお部屋(サム・ジーヴァ帝国図書館)

Javaさんのお部屋です。引っ越しました。詳しくは「はじめに」を読んでね。スマホ版は全体像が見えにくいから、PC版と切り替えながら見てね。

2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

雨月物語

雨月物語 [DVD] [DVD]評価:B【粗評】上田秋成原作の怪異小説を、日本映画界の巨匠がいい具合に脚色した。良い幽霊と悪い幽霊が出てくる。この世のものならぬ姫君に逢ったら要注意だ。多分ヤンデレだから。平凡な日々の幸せをかみしめながら地道に生きてゆか…

松下 幸之助 (北康利の伝記シリーズ 子どもに語りたくなる偉人伝 1)

松下 幸之助 (北康利の伝記シリーズ 子どもに語りたくなる偉人伝 1) [単行本]著者:北康利評価:B【粗評】「経営の神様」松下幸之助のやや易しめの伝記。赤貧の幼少期、度重なる肉親との死別、公職追放、さまざまな艱難辛苦を乗り越えて人は神になったのであ…

携帯電話はなぜつながるのか

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携帯電話はなぜつながるのか 第2版 [単行本]著者:樋口健一 有田武美 中嶋信夫評価:B【粗評】モバイル音声&データ通信の基礎知識を、「広く、深く、やさしく解説」する。無線基地局の存在をはじめ、ウンチクを蓄えられたのはよかったが、第3章あたりから急…

八日目の蟬

八日目の蝉 通常版 [DVD] [DVD]評価:C【粗評】ドロドロ。しかも長い。たしかに幸せのかたちは人それぞれだと思うけど不倫も誘拐もしちゃダメだと思うよ。小豆島に行きたくなるかもしれない。【良かった場面/箇所】・小豆島ののどかな風景・エンジェルハウス…

図ですぐわかる! 日本100大企業の系譜

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図ですぐわかる! 日本100大企業の系譜 (メディアファクトリー新書) [新書]著者:菊地浩之評価:C【粗評】出たメディファク新書。筆者がなんとなく選んだ日本の100企業の系譜がここに。その性質上財閥系が多い。会社の合併・買収を「事実婚」「政略結婚」など…

ブリヂストン石橋正二郎伝-久留米から世界一へ

ブリヂストン石橋正二郎伝―久留米から世界一へ [単行本]著者:林羊海評価:C【粗評】日本足袋、ブリヂストンの創業者・石橋正二郎の生涯を記す。ネタは悪くないのだが、文章の練りが足りないように感じた。読んでいると幾度も止まってしまう部分があった。石…

蒲団・一兵卒

蒲団・一兵卒 (岩波文庫) [文庫]著者:田山花袋評価:B【粗評】表題の二作を収録。『蒲団』…もう少しスキャンダラスな内容を期待していたのだが、クンカクンカスーハースーハー部分を除けばそこまでのものではない。しかし100年前はこの程度でも大反響だった…

文章読本

文章読本 (中公文庫) [文庫]著者:谷崎潤一郎評価:B【粗評】谷崎先生の日本語指南書。じっくり考えて文章を考えていることが窺えて実によい。80年前の文章とは思えぬほど清冽である。各々の思う名文を音読し、実際に書いてみることで文章力を磨くことができ…

さくら

さくら (小学館文庫) [文庫]著者:西加奈子評価:B【粗評】初西加奈子。中盤から引き込まれた。くだけた文体、「う○こ」「ち○こ」等のNGワード、おかしな登場人物のおかしな言動。それらが新たな世界を開拓している。不思議な感覚をもよおす物語だった。【良…

菊と刀(原題:THE CHRYSANTHEMUM AND THE SWORD)

菊と刀 (講談社学術文庫) [文庫]著者:Ruth Benedict 訳:長谷川松治評価:B【粗評】ベネおばさんの日本人論。必ずしも日本人の本質を言い当てているわけではないが、日本を一度も訪れたことがない筆者がこれを書いたと思うと、その慧眼には感服せざるを得な…

日本人らしさの発見-しなやかな〈凹型文化〉を世界に発信する

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日本人らしさの発見――しなやかな〈凹型文化〉を世界に発信する [単行本]著者:芳賀綏評価:B【粗評】前編未読。世界の文化を「凹型文化」と「凸型文化」に分類し、由来・特徴について考察している。東洋人の文化は一様ではない。【悲しみと憎しみばかりを繰…

定本 本田宗一郎伝-飽くなき挑戦 大いなる勇気

定本 本田宗一郎伝―飽くなき挑戦 大いなる勇気 [単行本]著者:中部 博評価:A【粗評】最近の自分のトレンドは伝記だ。一代で世界のホンダを築き上げた男、本田宗一郎。その波乱万丈、充填率MAX、フルスロットルの人生に圧倒された。膨大な資料をうまく配列し…

ゾウの時間 ネズミの時間-サイズの生物学

ゾウの時間 ネズミの時間―サイズの生物学 (中公新書) [新書]著者:本川達雄評価:B【粗評】定番の科学読み物。両対数グラフを武器に知的な旅に出発。種々の動物の標準代謝量・器官の処理量・寿命などを体重と関係づける。ああ素晴らしき宇宙の意志。自然の神…

日本軍と日本兵-米軍報告書は語る

日本軍と日本兵 米軍報告書は語る (講談社現代新書) [新書]著者:一ノ瀬俊也評価:B【粗評】アメちゃん側の資料(主にIB)から、「白兵主義」「精神主義」の日本兵像を再検証する。各章のまとめが章末にあるのはバッチグー。彼等の客観的・綿密な分析を御照…

軍馬の戦争-戦場を駆けた日本軍馬と兵士の物語

軍馬の戦争―戦場を駆けた日本軍馬と兵士の物語 [単行本]著者:土井全二郎評価:C【粗評】15年戦争中に軍馬と関わった兵士たちのおもひで集。青色の召集令状は戦場への片道切符であった。【良かった場面/箇所】・乗馬小話・馬とのふれあい・戦場で奇跡の再会…

蕩尽する中世

蕩尽する中世 (新潮選書) [単行本]著者:本郷恵子評価:C【粗評】「中世に生きる人々と富との関係、蕩尽と消耗の実態をあきらかに」する。非日本史履修者だからか、やや眠くなる。正直「おわりに」だけ読んでおけばよい。【良かった場面/箇所】・猫・意外な…

日本が戦ってくれて感謝しています-アジアが賞賛する日本とあの戦争

日本が戦ってくれて感謝しています アジアが賞賛する日本とあの戦争 [単行本]著者:井上和彦評価:C【粗評】声優じゃない。インド・フィリピン・パラオ・臺灣・マレーシアに現地取材。大東亜戦争に誇りを持て日本人、とひたすら熱い内容。保守層にはたまらな…