【概要】
著者(監督):帯谷知可 編著(執筆者多数)
中央アジアで最大の人口規模を持ち、数多の民族や国家が盛衰を繰り広げた歴史ロマンあふれる二重内陸国・ウズベキスタン。渋すぎて興味を持つのは難しいかもだが、近年観光ビザ要件が緩和されたので観光者客爆増との情報。
アケメネス朝ペルシャやアレクサンドロス大王の昔から歴史に登場し、サマルカンド、ブハラ、ヒヴァ、フェルガナ、タシケントなどの都を抱える。初代大統領カリモフの神格化が気になるが、その後を襲ったミルズィヨエフ政権下での改革開放が現在の人気UPの秘訣みたい。
ウズベク民族の祖先を「アム川とシル川の間の地域(マーワラーアンナフル)で歴史的に人口灌漑農業に従事した人々」とする考え方が現在では一般的な模様。さまざまな王朝の盛衰の地であったが、現在はティムール帝国を主軸にしている模様。ソ連からの独立後は世俗化とイスラーム文化のバランスに悩んでいる模様。マハッラ(街区共同体)はまだ生きているみたい。
このシリーズの本の例に漏れず、読み物としてはあまり面白くないので、通読せずに興味あるところだけをつまみ食いした方がGOOD。文体が硬めで執筆者が多い。
【詳細】
<目次>
- I 大地と人々
- II 歴史
- III 暮らしと社会
- IV 文化・芸術
- V 政治・経済・国際関係
- VI 日本とのかかわり
<メモ>
略。