【概要】
著者(監督):田村慶子 編著
このシリーズにしては読みやすい。多分シンガポール研究者が多いから?
建設の父ラッフルズの功績や、建国の父リー・クアンユーが築いた現在の路線については一般常識として知っておくべきだろう。経済、教育、政治、軍事、住居、食事、民族割合、言語と階層、人口動態、機会の平等とメリトクラシー、移民や駐在員などなど一通りの話題をカバーする。ご存知の通り経済特化で歴史や文化は薄い。 暗黒の日本軍政期を忘れてはならないとたびたび警鐘を鳴らす。
経済都市国家ゆえの舵取りの難しさは死活問題。周囲のマレー系国家や中国・台湾、アメリカ、日本、ASEANとの関係構築は職人技的な戦略が求められそうだ。
【詳細】
<目次>
<メモ>