Javaさんのお部屋(サム・ジーヴァ帝国図書館)

Javaさんのお部屋です。引っ越しました。詳しくは「はじめに」を読んでね。スマホ版は全体像が見えにくいから、PC版と切り替えながら見てね。

ホンダジェット 開発リーダーが語る30年の全軌跡

ホンダジェット―開発リーダーが語る30年の全軌跡―(新潮文庫)

【概要】
著者(監督):前間孝則

カンブリア宮殿でおなじみホンダジェット
航空機開発の経験者なしでラスペット飛行研究所で旗揚げし、小型航空機市場に進出するまでを、30年にわたりホンダジェットに携わった藤野氏を中心にまとめる。

事業化決定までの設計計算、試作、試験、事業化決定、工場建設、販売・サポート網構築、型式/製造証明、航空ショーでの宣伝など、苦労は枚挙にいとまがない。秘訣としては、泥臭く手を動かす、車の開発や生産で培った居住性などの知見を活かす、個別部分ではなく全体としての流れ場を最適化する(エンジンon主翼)など。

辛いときには、「とにかく、次の電信柱まで走ろう」と自他に言い聞かせていたとのこと。技術開発やプロジェクト/チームマネジメントのヒントになるかも。

 

【詳細】
<目次>

  • 序章 ホンダ航空機事業参入の衝撃
  • 第一章 創業者精神の水脈
  • 第二章 五里霧中の日々
  • 第三章 ハードウエアで世界を変える
  • 第四章 飛翔への道程
  • 終章 グローバル時代の新次元へ


<メモ>

www.honda.co.jp

 

business.nikkei.com

 

https://www.meti.go.jp/committee/summary/0001640/pdf/059_h02_00.pdf

 

『一人の人間でも、結構なことができる』と思っている人が五人集まれば、そのと
きに初めてちゃんとした仕事ができるのです。 はじめから一人じゃできない、みんな
で協力してやりましょうといっていたら、それは絶対にだめだと、私は思っています。
それでは始める前から自分の限界を決めてしまうことになるし、自分の可能性の幅を
かなり狭めてしまうと思う。

 

飛行機の全体システムを設計するときに、リーダーはまず自分自身で全部を理解し
判断できるような知識レベルに達していることが基本です。また、開発プロジェクト
のすべてをリーダーが判断して進めていくべきです。こうしたことは、アメリカの航
空機業界では常識であり、プロジェクトリーダーはマルチスペシャリストといわれて
いる。彼らは非常に理性的であって、一つの軸あるいは価値観でものごとを判断して
いく。しかも、能力や実績として幾つもの専門分野を併せ持っているばかりか、デプ
ス(技術的深さ)も深くて広く、一番勉強をしている。そうした能力がないと全体をまとめることはできないのです。一番重要なことは、リーダーが全体を一つの概念(基準)でコントロールして、リーズナブルな(理にかなった)方向に全員をリードしていくことです。その判断如何が開発プロジェクトを進めていく上での大きなカギとなります。

 

javalousty.hatenablog.com

 

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