【概要】
著者（監督）：長尾彰
概ねタイトル通り、『宇宙兄弟』の主人公・六太の発揮したリーダーシップに理論付けする。リーダーシップのハードルを下げることに貢献する。グイグイ系の人間ではないので、著者に背中を押してほしかったのかもしれない。
この本は、次の3つの事柄について書きました。
①完璧なリーダーはいらないこと。
②率先垂範、完璧なリーダーを目指す代わりに、肩の力を抜いて、等身大で自然なリーダー像で支援的・促進的に他者と関わること。
③等身大のあなたらしいリーダーシップを活かしたチームを作ること。
『宇宙兄弟』５巻ぐらいまでしか読んでないけどまた読むか！
【詳細】
＜目次＞
- 第１章 どんな人でも必ずリーダーになれる（牽引型の優秀なリーダーは、もういらない；「Ｗａｎｔ思考」でリーダーシップを磨いていこう ほか）
- 第２章 愚者風リーダーシップのススメ（しんどくないリーダーシップ、あります；５人のチームなら、リーダーは５人 ほか）
- 第３章 自分らしいリーダーシップを発揮するコツ（リーダーシップは、組織の形によって変化する；リーダーは「嫌われる勇気」も必要ありません ほか）
- 第４章 チームの成長とリーダーシップ（「半ばやけっぱち」のチームが誕生した理由；どんなチームでも、成長するには法則がある ほか）
- 第５章 魅力的なリーダーが備えているもの（失敗しても許される人・許されない人；協力者が集まってくるリーダーの特徴とは ほか）
＜メモ＞
悩む必要はありません。
大丈夫、あなたはリーダーになれます。
なぜ僕がそう言い切れるのか。
じのは、リーダーに必要とされる「リーダーシップ」は、あなたがすでに持っているものだからです。
現在、会社や組織の中でリーダー的な役職・ポジションについている人はもちろん、1度もリーダーを経験したことがないという人まで、すべての人たちに備わっているので、個々の素質や能力は関係あらません。
あるとすれば、リーダーシップを「発揮するか、しないか」の違いだけ。どうやってリーダーシップを磨くのかと言うと、方法は至ってシンプル。
「〜したい(Want)」という自分の意志を、周囲に発信することです。
たとえば会議中に、1人の男性が「ちょっと休憩にしませんか？」と、提案したとします。
このとき、彼はこの場におけるリーダーの役割を果たしています。さらに、別のメンバーが「だったら私、コーヒーを買ってきたいな」「では、5分ほど休憩にしましょうか」などと提案すれば、その人たちもまたリーダーになるのです。
１億総リーダー社会(; ･`д･´)
- ちょっとした発言がリーダーシップになる。
- 頭に浮かんだ言葉やふとした行動を止めずに放出せよ。
- 敵を作らないのもいいんじゃない。
- 自分や相手に完璧を求めない。
- 愚者風⇒共創。
- 魔法の言葉「それはちょうどいい」。
- メンバーと同じ位置に立つ。
- 安心と興奮を同時にくれる。
- 事実と解釈を分け、ムダに傷つかない。
- 人の手を借りる。
- 自己犠牲ではない自主的かつ厚意によるアシストで、相手の心に印象を刻む。
- 観察し相手に興味を持つ。
