【概要】
著者(監督):森見登美彦
『夜行』に影響を受け、ホラー系その2。京都に棲む雷獣や水龍にまつわる怪奇譚。モリミーは大仰な文体のイメージがあったのだが、こういった作品では控えめの模様。京大付近の景色や古道具屋、狐面など、ノスタルジアと不気味さが同居した雰囲気の描写に鈍く光るものがあるか。
【詳細】
<目次>
- きつねのはなし
- 果実の中の龍
- 魔
- 水神
<メモ>
〇きつねのはなし
- 古道具屋、年上の女性、狐面、京都と大学生などのエモみ要素が不気味さと手を組んだら…。
- 「どんな些細なものでも決して渡す約束をしないで下さい」
- 「日が暮れたら、吉田神社の節分祭に行くのです。必ず東側から吉田山に入ってください。お間違えになってはいけません。走ってもいけませんし、後ろを振り返ってもいけません」
〇果実の中の龍
〇水神
- 琵琶湖疎水
biwakososui-museum.city.kyoto.lg.jp