【概要】
著者(監督):三木孝浩
長崎・五島列島に新垣さんが来る。すっきりすがすがしい青春群像劇といった印象。序盤のなずなさんのソロパートからすでに物語世界に引き込まれる。各人の事情も過不足なく掘り下げられており無駄がない。終盤の畳みかけには目を潤ませてしまったぞい。
【詳細】
<あらすじ>
<メモ>
- アマプラにて。古き良き青春群像劇といった観がある。『二十四の瞳』『瀬戸内少年野球団』みたいな。すっきりする。
- 基本はほのぼの、たまに沈黙やピリッと味、そして適宜カタルシス。暗くしすぎない工夫を感じる。
- 臨時音楽教師の柏木先生ざまにキレかねー。高身長で無愛想なのもよかねー。なずなの勝ち気な感じGOODねー(「くそった↑れが」とか)。指揮者のメガネっ娘も気になるとよ。そして桑原君の顔立ち面白い。男子の気持ち悪い感じも微笑ましか。
- なずなと桑原君の家庭事情の描写が過不足なくていい感じ。兄がいないと生まれてなかったサトル君、親のいないなずなさん。汽笛ボーx2が二人を結びつけることになろうとは。なずな親ではなくまさかのアキオが担当するのは意外性があって面白い。あの時教会にいた模様。ボー、ボー。作中での役目を果たした。
- 先生の顔がだんだん(・へ・)⇒(・v・)になるのはいい感じ。ガラケーやオンボロ車にのるこだわりも見逃さなかったぞ。悲愴弾けたときはよっしゃってガッツポーズ。
- 本番前に浮足立つ中、反撃の「逃げるな!」が負けず嫌いななずなにヒット。先生、最後で長崎弁入れてくるとよー。
- スマホで音楽中継するあたりは『君嘘』を連想してしまった。君嘘GOODEND。
- 15年後の自分に手紙を書かせる演出が曲とマッチしている。
- 終盤の、歌いながら思い出を振り返り⇒スマホで出産報告⇒他校含めみんなでアキオ向けに歌ってくれる「みんなおってくれてよかったとよ」⇒柏木先生島を離れる。伝言消去。生徒たちの見送り。 のラッシュは目頭が熱くなったとよ。
- モブの太っちょ君が印象に残った。
- お墓の形状や十字切る仕草は長崎情緒。
「勇気を失うな
くちびるに歌を持て
心に太陽を持て」