Javaさんのお部屋(サム・ジーヴァ帝国図書館)

Javaさんのお部屋です。引っ越しました。詳しくは「はじめに」を読んでね。スマホ版は全体像が見えにくいから、PC版と切り替えながら見てね。

悪い奴ほどよく眠る

監督:黒澤明
評価:B+

【概要】

【詳細】
<あらすじ>
おなじみ黒澤×三船。

高さの違う履物を履いた新婦が気になる結婚式場。
しどろもどろ、座らせ忘れ、義兄の「殺すぞ」wordなどの不手際が不穏な雰囲気を隠そうともしない。
記者連中に汚職のクリーンナップトリオと囁かれながら、奇妙に進行していく挙式。
結局ハレの舞台でパクられる羽目に。

公団と大竜建設の汚職スケープゴートとして関係者が自殺していく。
その一人和田さんは活火山で西君に制止される。
そして最新鋭のテープレコーダを活用した西君から復讐のお誘い。

和田さん幽霊作戦で敵役の白井さんをノックアウト。
一方、家では妻への愛と義父への復讐との間で揺れる。お姫様抱っこはするがキッスはなし。

なんと西君は5年前にオヤジを同様の事件で亡くし、
自分も悪にならんと友人と戸籍交換、ケダモノの懐に飛び込んだ恐ろしい人だったのだ。
一方敵方もそんなにバカじゃない。
実母の持っていた写真から遂に身バレ。
ウエディング、貸し金庫、7階白井さん一連の犯行が露見する。

西君は秘密基地で敵方の一人を兵糧攻め中。
記者会見の青写真を語っている時など今までから一転、コメディックなムードに。
もしかしたら敵を「赦す」ことに目覚めちゃったのかもしれない。
そして和田さんが手引きして連れてきた妻と秘密基地で初キッス。

と、次の場面では知らぬ間にフェードアウトしていた西君一行。
社長たちは昨夜一睡もしなかったが、今晩はよく眠れるだろう。BAD END!


<印象>
西君、ハードボイルド感漂わせつつも実はひょうきん。
「1500万のハムエッグ」「ずいぶん罪を重ねた」とか言っちゃう。
他にも速攻500万袋詰めやくちぶえが印象的だったな。

あとあれだな、社長や和田さんの家庭での姿を印象付けるのがうまいんだな。