十二国記 - Javaさんのお部屋（サム・ジーヴァ帝国図書館）

【概要】
著者（監督）：小林常夫

凡百のなろう系とは作りこみと精神面の描写が違うことでおなじみ。『魔性の子』～『華胥の幽夢』までのエピソードを再構築。塙王、塙麟のあたりはオリジナルかな。

禁軍を前に「左将軍迅雷、禁軍は誰の許しを得て拓峰に来たのか」と厳かに言う陽子さんマジカッコいいす。楽俊パイセンの出番が多めなのもウレシイネ。

【詳細】
＜あらすじ＞

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＜メモ＞

〇月の影　影の海

OP、ナウシカやラピュタぽくないかね。
実質オリキャラの杉本さんと浅野君も連行。杉本さんは夢見がち。モノローグ防止の状況説明要員か。原作より寂しくないようにも思えるが、三角関係っぽさや反目などのデメリットも。
妖魔のビジュアル、小説より掴みやすい。景麒の足取りも小説よりわかりやすいかも。お面と青猿は鬱陶しい。
それにしても胎果さんたちの適応力・克服力すごい。
杉本さん、暗殺要員にもなれる。
裏切られ傷つけられ幻を見せられ絶望に沈んだ陽子さんの前に、ひげもぞもぞのぐう聖・楽俊パイセン降臨。
７話で覚醒する陽子、しゃべり方がイケメン化する。
けっこうアクション入れてくる。
旅芸人との同行、すき。
小説世界の情報を小分けに伝えていく編集の妙。
13話「聞けーい！」
失った者の名前を忘れないのが王のつとめ。
杉本さんが代わりに陽子の親と再会するというアニメオリジナル展開。

〇風の海　迷宮の岸

杉本さん続投。
アニメ版では、陽子さんが黄海行ったときに女官たちから昔の泰麒の大人気話聞くスタイル（現在行方不明）。
犬・狼・真・君。
景麒コミュ障説。
今更だが絵柄が少し生硬な気も。
釘宮、ゆかな、久川綾。泰麒の声かわいいよね。
本と違って漢字が分からんのでOP後の現在地紹介時に字幕で漢字を補完。
EDの入り結構好きだったり。
転章で各国簡易紹介。転章は総集編に見えてビミョーに新規シーンあり。
オーディオコメンタリー風に楽俊や延麒がコメント入れる。
オリキャラは挿絵の山田がデザインしたらしいよ。
監督がインタビューで陽子さん以外に杉本さんらを加えて3人にした理由を語る。モノローグだと画面が単調になるからかな。あと魔性の子の成分を取り入れるためか。

〇風の万里　黎明の空

楽俊と文通。存在感強い。お互い苦労してるけど、弱みを見せないぞ（背伸び）。声が強くなったような。強くなれ。
官名ミスをあげつらう官吏、ありそー。
リレー小説風の3人の少女。かたや北ルートかたや南ルート。陽子がいちばん実年齢低いのに大人という。交代ナレーションするよ。
メンターと化した尚隆・楽俊。
やっと一つ自分で決めた⇔ダメだった、の繰り返し。それが成長。
寿命長いとめっちゃ官吏と癒着しそう。肩入れしすぎないバランス感が将器・王器なのだ。
心の闘争も必要。相手に気に入られるだけじゃダメ、衝突しないのはダメ。
浅野君オーシン化。プージとか投げてそう。
桑島法子や高山みなみ、そして蘭姉ちゃんも出るよ。
北ルートと南ルートの諸国歴訪感ね。劇団便利。
遠甫宅にホームステイする陽子さん。現場に出ないとわからんこともある！
OP後のマップ画面のぐぉぉおおおん…音、けっこうすき。各章のつなぎグッド。
苦労マウンティングと決めつけはよくないよ、鈴さん。そしてそれを見抜く少年清秀くんの洞察力ね。幸せであろうとする努力が大事なのだ。
楽俊さん「責任を果たさずに手に入るものなんかねーんだよ」。責任に無自覚な祥瓊さん、値打ち分の要求が発生。
祥瓊を逃がしたとき、蘭玉（川上とも子）が金印を守っていたとき　⇒涙。
昇仙する年齢めっちゃ重要。できるだけ若く！
「誰に言われたわけでもない　それは私の理由だ！」
敵とはいえ民を殺すもやむなし、未来の万のために今の千を殺す。そんな残酷な選択も王はしないといけないのだ。
「世界は役割など与えてはくれない　誰にもだ」
王朝を長く保つには継続の自己鍛錬が必要。強い心を保つの大変そう。
女の子たちの身元カミングアウト大会からは第二のクライマックス。麒麟に乗るという最大限の演出から、なびく赤い髪で迅雷さんにお叱りする陽子さん。蓬莱ではマイナス要素だったがここでは効く。英雄やん。
一般ピーポーの悲哀を体現する浅野君。彼は選ばれなかった側の人間で、物語の影の部分。役割を求めて死す。最後に男を見せた。陽子さんの、浅野君とそれ以外の人との口調の違いが興味深い。
一件落着後はスカウト祭り。そして楽俊のあんしんボイス。
叩頭中どんな顔してるかわからん⇒不羈の民。己という領土を治めること。