若者への暖かなまなざし、スピードへの憧憬、藤沢への信頼、
従業員への感謝、「通知表のハンコ」「勉強になる場所」などの小噺。
その豪快な人生は、まさに昭和ドリームの体現者と呼ぶにふさわしい。
どんな場合でも、自分の行動は自分の意志で決定する。こうした基本的な考えを身につけたところに、行動の自由の限界を悟る良識が生まれる。
人間に許される失敗、進歩向上をめざすモチベーションが生んだものだけに限ると思うからだ。
いつの時代でも、年をとったオトナたちよりも若い人たちのほうが偉いんだと私は思う。
私など自分の知っていることはあまりにも貧弱だと感じているから、人にものをきくことが平気である。だから、知恵がどんどん入ってくるわけだ。
人を動かすことのできる人は、他人の気持ちになれる人である。
過去における知識の蓄積は、未来に役立てられるものでなければ、それは“知ってる”という名のお荷物である。