【概要】
著者(監督):鈴木祐
好き勝手・属人的・個別的になりやすいキャリア形成論であるが、最大公約数的な一般化はできる。数多の論文から抽出したエキスを提供し、「科学的な」適職について解説する。アラサーってキャリアについて悩みがちみたいよね。なお、適職は「幸福が最大化される仕事」と定義している。
仕事はなんとなく、大して好きでなくはじめてもOK。やっていく中で自分の志向や得意な物事を見つけ、大きな方向性を決めてあとは流されるのが多くの人にとってはベター。大きな方向性を決めたらあとは納得できる合理的手法で具体化してみる。適度なストレスや適切な賃金も重要なファクター。
【詳細】
<目次>
- 序章 最高の職業の選び方
- 1 幻想から覚める―仕事選びにおける7つの大罪
【大罪1】好きを仕事にする
【大罪2】給料の多さで選ぶ
【大罪3】業界や職種で選ぶ
【大罪4】仕事の楽さで選ぶ
【大罪5】性格テストで選ぶ
【大罪6】直感で選ぶ
【大罪7】適性に合った仕事を求める - 2 未来を広げる―仕事の幸福度を決める7つの徳目
【徳目1】自由
【徳目2】達成
【徳目3】焦点
【徳目4】明確
【徳目5】多様
【徳目6】仲間
【徳目7】貢献 - 3 悪を取り除く―最悪の職場に共通する8つの悪
ワークライフバランスの崩壊
雇用が不安定
長時間労働
シフトワーク
仕事のコントロール権がない
ソーシャルサポートがない
組織内に不公平が多い
長時間通勤 - 4 歪みに気づく―バイアスを取り除くための4大技法
10/10/10テスト
プレモータム
イリイスト転職ノート
友人に頼る - 5 やりがいを再構築する―仕事の満足度を高める7つの計画