【概要】
著者(監督):山折哲雄
法名の由来、転居、伝道、妻・娘(恵信尼・覚信尼)、など、愚禿親鸞に関するよもやま話をする。
『教行信証』重視の姿勢や道元や日蓮などのほぼ同時代人との比較はまあまあ面白いが、親鸞の人間味あるリアル像を追求していたらあまりまとまりがなくなってしまったという感じ。
【詳細】
<目次>
- 序章 ひとりで立つ親鸞
- 第一章 歩く親鸞、書く親鸞 ──ブッダとともに──
- 第二章 町のなか、村のなかの親鸞 ──道元とともに──
- 第三章 海にむかう親鸞 ──日蓮とともに──
- 第四章 弟子の目に映った親鸞 ──唯円と清沢満之──
- 第五章 カミについて考える親鸞 祇不拝──
- 第六章 親鸞をよむ ──日本思想史のもっとも戦慄すべき瞬間──
- 第七章 恵信尼にきく ──日本思想史の背後に隠されていた「あま ゑしん」の素顔──
- あとがき