Javaさんのお部屋(サム・ジーヴァ帝国図書館)

Javaさんのお部屋です。引っ越しました。詳しくは「はじめに」を読んでね。スマホ版は全体像が見えにくいから、PC版と切り替えながら見てね。

賃銀・価格および利潤

著者:カール・マルクス 訳:長谷川文雄
評価:B+

【粗評】
著者曰く、「私は『資本論』の入門書としてこれより秀れたものを知らない」。
「『資本論』を第一章だけで投出された諸君は是非この書から再出発していただきたい、と思うのである」。

諸商品の相対的価値は、それらに費やされた・実現された・固定された・労働のそれぞれの分量によって決定される。

諸商品の価値は、それらの生産に使用される労働時間に正比例し、使用される労働の生産諸力に反比例する。

労働力の価値は、労働力を生産し、啓発し、維持し、永続させるに要する必需品の価値によって決定される。

資本家は、労働者の一日分または一週間分の価値を支払うことによって、その労働力を一日中または一週間中にわたって使用または働かせる権利を得たのである。

時間あってこそ人間は発達するのである。勝手にできる時間のない人間、睡眠・食事・などによる単なる生理的な中断は別として全生涯を資本家のための労働によって奪われる人間は、牛馬よりも憐れなものである。

彼らが理解せねばならぬのは、現在の制度は、彼らに窮乏をおしつけるにもかかわらず、それと同時に、社会の経済的改造に必要な物質的諸条件および社会的諸形態をも生ぜしめるということである。彼らは、「公平な一日の労働にたいする公平な一日の賃金!」という保守的な標語の代りに「賃金制度の廃止!」という革命的なスローガンを彼らの旗に書きしるさねばならぬ。

労働者たちを救おうとするマルクスおぢさんの姿に涙。
そりゃ団結しろと言いたくもなるわ。

【学んだこと、生かしたいこと】

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