【概要】
著者(監督):三谷宏治
BCGでコンサルしていた著者が、自身の読書遍歴、そしてシャケェジンになるときに自己開発した「戦略読書」について語る。基礎(≒古典)/応用・新奇、ビジネス系/非ビジネス系の2 x 2 =4象限に読むべき本を分け、それらの比重を自身のレベルやステージに応じて変えなさいと。いわば読書ポートフォリオだ。
ビジネス系の本かと思いきやブックガイドでもある。というかこっちが本質。活字に限らずマンガもOK。ていうか読みまくりハマグリだなあ、著者。カラーページで自慢してくるように、書斎を持つことを推す。本棚だらけの部屋にハンモック。ええなあ。
入院時に活字中毒者となった原体験、若年期にあらゆる事物への興味を育てたブルーバックス、そしてSF。SFめっちゃ推してくる。高校・浪人時の本屋探検は 読書を中軸にした半生記もコラム的に語られる。人と違う考え方や行動が求められるようになったコンサル時代からは、知識の効率的獲得やメタ認知能力の向上のため、考えて読書するようになった模様だ。
【詳細】
<目次>
- 序章 戦略読書のススメ―読書には戦略が必要なのだ
- 第1章 読書ポートフォリオ・シフト―セグメント管理で資源配分を変える
- 第2章 セグメント別ワリキリ読書―読み方を変えて効率的にリターンを得る
- 楽章1 ボクたちは読んだものでできている―私的読書全史
- 第3章 発見型読書法―5つの視点で5倍読み取る読め方革命
- 第4章 知のオープン化―書斎と本棚と魔法の1冊
楽章2 みんなと同じ本ばかり読んではいけない―オリジナリティを育てる珠玉の15冊 - 終章 知と行のサイクル―読書→思索・行動→発信→スキル
- 付録 セグメント別ブックガイド―独自の視点と思考をつくるための519冊
<メモ>
- 情報探索のコツ:意見でなく事実を探す
- ビジネス本はフレームワークより企業事例(ストーリー)。
以下、紹介されていた中でおもろそうだった本。
以下は紹介されていたもののうち鑑賞したことがあるもの(の一部)。興味があったらこのサイト内で検索してみてくれよな(*'ω'*)