【概要】
著者(監督):松岡圭祐
「活字を楽しめる層は昔より広がって」いるし、「漫画や映像作品と対立するものではな」い。でも、「小説を読むことを楽しく感じる才能の持ち主は、極めて限定的」。しかしながら、当たればでかい。小説を書くにあたり、脳内で物語を作り出す方法「想造」について紹介。
①壁に登場人物のイメージ画像と設定(12人の登場人物と3か所の風景)を貼り、登場人物や場面のキャラ造形を行ってから、動き出すのを待つ。
②そのあとは登場人物に苦難を与えて乗り越えさせつつ、とりあえず脳内でストーリーを描き切る(少なくとも自分ではおもろいやつ、まだメモらない)
③三幕構成(設定、対立、解決)でババーッとあらすじをなる早メモ書き。
④清書したりふくらませたり
【詳細】
<目次>
はじめに――小説家が儲からないというのは嘘
I部 小説家になろう
- 第一章 売れるための大原則「現代小説とはなにか」
- 第二章 人々に愛される物語の『想造』とは
- 第三章 魅力的なあらすじ
- 第四章 おもてなしの精神に満ちた執筆方法
- 第五章 貴方の小説をリリースする方法
- 第六章 失敗しないゲラ校閲作業のコツ
- 第七章 プロが儲からない理由は出版契約書
II部 億を稼ごう
- 第一章 デビューの直後にすべきこと
- 第二章 編集者との付き合い方
- 第三章 デビュー作がヒットした時、しなかった時
- 第四章 映画化やドラマ化への対応
- 第五章 ベストセラー作家になってから気をつけること
<メモ>
- 作家一本に絞るのは、印税のみで年収が五百万円を超えてから」
- 情景は視覚から描写するとベター
- デビューをめざす方法:編集者への売り込み、新人賞への応募、小説投稿サイトの利用
- 取り分:書店22%、取次8%、出版社60%、著者10%程度
- 編集者は基本的に味方
- デビューしたらさっさとに二作目にとりかかる
- 映像化において「原作者は地主」