【概要】
著者(監督):三田紀房
はじめてまともに三田のマンガ読んだわ。やたら肩幅がひろかったり平面的だったりぎこちない感じの絵は意外とすぐ慣れる。主人公の財前君属する投資部の活動を通じて「お金」にまつわるアレコレを解説するマンガ。投資全般、株式、FX、投資信託、金(きん)、保険、不動産、家計のやりくり、企業承継、ベンチャーキャピタルなど、あらゆる金融商品や資産運用やビジネスやらのことが大体わかった気になる。と思いきや、ホリエモンやDMM、ユーグレナ、重粒子線治療、iPS細胞、原発廃炉など、作者の興味の赴くままに話題が挿入されるのはやや人を選ぶかもしれない。あんたは広告塔か! とね。
秘密基地のような部室で、財前君は勘と度胸と運と負けん気を武器に、先輩たちやヒロインと切磋琢磨したり、小失敗を繰り返しながら成長していく。冷静に見えて意外と年相応のところも。ライバルとの3番勝負が後半に出てくるが、結構寄り道しがち。
「コツコツドカン」「10%利食い、5%損切り」などの投資業界での法則や格言、バフェットの名言、明治維新や20世紀日米の戦争、戦後日本人の貯蓄性向などに関する(新)解釈、日本企業史、金融史や心理学などの解説が随所で挿入され興味深く読める。巻末のインタビューも含めなかなか文章量が多い。大きなミスをせず、コツコツと、法則に従って投資するのが大事。
【勧誘されて野球部に入ったはずが、いつの間にか「投資部」に入っていたって話。】1/13 pic.twitter.com/ecxFHyu6TV
— インベスターZ公式 | お金の偏差値を上げる (@investorz_mita) 2022年11月12日
【詳細】
<メモ>
☟原作は同じ作者。