【概要】
著者(監督):浅田 秀樹
『三体』で脚光を浴びるようになった三体問題についてあれこれ話す。数式を使わないようにしすぎて却ってわかりにくくなっている感がある。ラグランジュ・ポイントはSFでよく出てくるワードやね。
【詳細】
<目次>
- 1章 解ける方程式
- 2章 解けない方程式
- 3章 ケプラーの法則とニュートンの万有引力
- 4章 三つの天体に対する解を探して
- 5章 一般解とはなにか
- 6章 つわものどもが夢のあと
- 7章 三つの天体に対する新しい解が見つかる
- 8章 一般相対性理論の登場
- 9章 一般相対性理論の効果を入れた三つの天体のユニークな軌道
- 10章 天体の軌道を精密に測る
<メモ>
- ガロア、ガリレオ、ガウス(3G)といった数学者・天文学者のエピソード、代数方程式や微積分、カオス、一般相対論や重力波位置など、話が広がりすぎた感がある。
- 各式がウロボロス的に連関しているので一般解が求められない模様。直線解や正三角解、8の字解などの特殊解から攻めてきた先人たちの事績をしのぶ。
- 著者、天文的連星の軌道計算法の大家らしい。娘のヘタウマな絵もよろしくな。
- いろんな解があるよ。