著者:Sander Bais 訳:寺嶋英志
評価:B
【粗評】
著者「この本は一種の画廊であり、読者は部屋から部屋へと歩くまわることができるようになっている」
訳者「これは方程式の絵本か、方程式のギャラリーだ」
そういう趣向です。
Newton力学や熱力学のおなじみの式は見飽きているが、
強い力・電弱相互作用・弦理論の式はレア。
とりあえず難解そうな式たちを眺めて悦に入ろう。
そして、彼らの雄弁に耳を傾けよう。
還元と創発に関わる話や、物理学者列伝にも注目。
20章の図、『「いき」の構造』の図を思い出した。