【概要】
著者(監督):保坂直紀
技術士ネタ仕込み用。プラごみ問題の一般向け解説書。わかりやすい。環境問題やエネルギー問題を多面的な視点で眺めつつ、少しずつ解決していくしかないのかなあ。
【詳細】
<目次>
- はじめに ~このまま汚れた海でいいのだろうか
- 第一章 世界の海はプラスチックごみだらけ
- 第二章 プラスチックは地球の異物
- 第三章 マイクロプラスチックを生き物が食べる
- 第四章 わたしたち一人ひとりの力は小さいのか?
<メモ>
- 河川や海にはプラごみがいっぱい。生物の体の中にも相当数が入ってる模様。
- 化石燃料の使用量、ごみ排出量、CO2排出量、利便性…。いろいろな変数を勘案しながら最適解を探索し続ける気概が必要。わかりやすい解がないのが複雑系ですな。
- プラごみ関連に言えることとして、正確な統計はなく推定値が多い。市民が集めたデータに基づいていることも(シチズンサイエンス)。
- マイクロプラスチック:5mm以下
- サーマルリサイクルは熱回収扱いが一般的。サーマルリサイクル:油化、コークス代用、水素ガス分解
- 残留モノマー、酸化防止剤、難燃剤、可塑剤。いろいろ入ってます。滲み出ます。
- 生分解性プラは万能でなく、分解条件や品質などに限界あり。
- 海岸清掃が浜の生き物を救うのは確実。