【概要】
著者(監督):トッド・フィリップス
ウワーーーーッハッハッハッハッハッ!!!
笑い方こわっ。
まともな職にありつけぬコメディアン志望のオッさん。拳銃を手にしてから殺意の衝動に目覚める。
誰もが無意識の奥底に眠らせていた殺意や暴力衝動を形にしてしまった感がある。どす黒く、脳細胞が確実に死滅する視聴後感を残す。
誰かに笑いものにされていないかはもちろん気になるけど、誰かを笑い者にしてないか? ということも自戒しながら生きていきたいところ。
【詳細】
<あらすじ>
<メモ>
- みじめでかなしいオッさんがさっそく足蹴にされる。そう彼は社会的弱者。「わたダニ」思い出した。
- 笑う発作だった。
- うっかり発砲してニイちゃんズ殺害、出生の謎を探っていたら母死亡。ゆすり作戦も失敗し、もう失うものはない。同僚も殺し、TV SHOWに雪崩れ込む。生中継中に司会者殺害して逮捕されたと思ったら、パトカー上で祭り上げ。市長も暴徒が殺害。
- 誰もが心の奥底で思っている後ろ暗い感情、噴出する負の感情、暴力衝動。悪が燎原の火のごとく広がる。
- ※隣人とのあれこれは妄想みたい。
- シリアスと明るさが交錯する画面・音楽、TV SHOW前の階段ダンス、突然行われる残虐行為、交錯する妄想と現実。イカれ気味の劇薬みたいな映画ですぞ!
- 社会の分断が進んでいる今の時代、ある種のメッセージ性を感じざるを得ない。自分より恵まれたもの・1%への憧憬と怒り。弱き者を社会の笑い者にしていないか?
- 時代が古いのはバットマンに合わせるため? 60-70sくらいのレトロ感はわりと好き。the end.
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梅田で観たのだが客層わる。ポップコーンぶちまけ、髪ボリボリ、フィルムくしゃくしゃ、無言で移動・帰還はやめてくれ~。
<記事>