全体概要
旅程概要
- 2013/8/02-04:大阪⇒上海
- 8/04-05:上海⇒呼和浩特(フフホト)
- 8/05-08:呼和浩特⇒どっかの草原⇒呼和浩特
- 8/08-09:呼和浩特⇒北京
- 8/09-10:北京⇒上海
- 8/10-12:上海⇒大阪
旅程解説
<13.08.02-03>
これのモンゴル乗馬キャラバンに参加した。
M1のときにJA〇Aのインターンに爆落ちしたことがきっかけ。そういえば同部活のどや顔の彼が行っていたなと。
さて1030に大阪港国際フェリーターミナルに集合。さっそく浮く。
ICU、学習院、お茶の水、ムサビ、一橋、りっつ、大阪市立、関西、関西学院など東西の雄が集った。ムサビ生がやたら多かったのは時代?
彼らを率いるのは奔流中国の代表者張宇氏。男前だが声小さい。
蘇州号で大阪港→上海へ船上の人に。
船内の一室に集まって30人くらいの若者が自己紹介、のち交流。
アップルやブルーレイなど思い思いのあだ名がつけられていく。。。
その後は簡単な中国語学習タイム(一応履修していたゾ)。
内向的な人間に船内交流はきついぜ。「コミュ力」の顕在化問題を感じる。
だが同室の自分他3人は比較的おとなしそうだ。人によって影があったりなかったりするよね。
ノリでほどよく交流していると夜に。光害ないので星きれい。
ヒマな時はこれを読んでいた。酔う前までは。
2日目はずっと船。
外海出るとめっちゃ酔ってきた。動けん。ただ時よ過ぎよ。気分は遣唐使。
みんなのパーソナリティを少しずつ把握しつつまた一室で覇王別姫観る。
誰かの持ち込んだトランプの資産価値がにわかに高まっていく。
そう、僕らは気付いてしまった。
トランプの持つ、無限の可能性に。
〜大富豪、ババ抜き・ジジ抜き、7ならべ、ぶたのしっぽ、一休さん・七五三、ダウトなど〜
<13.08.04>
船酔いが少しおさまってきたところで1500上海着。
モンスーンパワーでけっこう蒸し暑い!
船内で換金した中国元を手にショッピング。
下船すると現代的な建築が目に飛び込んでくる。
外灘では旧租界の近代的街並み、南京路や新天地では消えゆく中国の原風景と生まれ来る新月面が混淆している。でも、この感じ嫌いじゃないかも。
上海南駅めっちゃデカいパオみたいじゃね? 寝台列車でいざフフホトへ!
<13.08.05>
ほぼ寝台列車。
トランプの大富豪ラッシュも飽和したころ、新たな新星・人狼ゲームが登場。
この後めちゃくちゃ人狼した。ふだん喋らない自分がしゃべると、すごく怪しまれるよね。
疲れると狭い通路に出て窓外の緑を眺めたり、地元ィーの遠慮ない視線にさらされたり、寝たり。
寝台列車の、あるかなきかのカーテン越しに誰かの気配を感じる。それもまたいい感じだよね。灯りが落ちた後に笑かしあったりするよね?
夜に着くよね。円卓でごはんするよね。円卓の騎士。
ビジホ泊(興泰錦都酒店)するよね。シャワー冷たかったような記憶が。
<13.08.06>
おはよう。朝はラーメン的なやつを近くで食べる。小籠包も。
専用バスで草原牧場へ。
けっこうテーマパーク感あるよね。まずは馬乳酒をふるまわれる。あっさり塩味。
馬はなんとなくマッチングで決定。基本的に速歩で木製鞍なのでお尻いたい。切れる。何かが。
基本的に馬同士の距離が異様に近い。小柄でお互いに尻に顔乗せ合ってるよね。
休憩時に草原でモンゴル相撲。蹴りで頑張るも余裕で負ける。
戻ってきたところで夜は常設ゲルっぽいやつの中で羊肉を食す。独特の臭みがあるがまあうまい。
民族衣装のコスプレや舞踊鑑賞、酒も進んで一言タイム。来し方往く末の吐露、恋人のカミングアウト、最後は踊る輪になり吐くまで飲む。
ゲル泊。
<13.08.07>
朝から羊の解体ショー。生の営み。生キモを食す。
馬で神聖なる祈りの場所オボーへ。そこは願いかなう場所。
そこで馬頭琴とかホーミー聴くよね。馬頭琴奏でる人の上着の下にチラッと覗くおサルさんシャツに、抗いきれぬ近代化の波を感じざるを得ない。
馬で民家的プレイスへ。みんな結構乗れてるね! ちなみに馬乗らなくてもOKだ。
適宜挟まれる自由時間に近くの丘に。夕日をバックに写真を撮るのは当たり前だ。
夜は長いぜキャンプファイヤー! 今夜も踊れ若人たち。
一息つくと、アルミの断熱シートに無理やり三人入って星空を眺める。高原地帯+乾燥した大気+光害の少なさでめっちゃ見えるわ、星。
星のかずを数えていた。いついつまでも。
流れ星が5分に1回は流れ去る。それをずっと見ていた。いついつまでも。
<13.08.08>
乗馬の締めくくりに、どっかの草原で競馬大会。
あの丘に一番に着いた奴が優勝だ。息荒くなる馬をなだめつつ号砲を待つ。
イチオシのベンツ君を駆って草原を駆ける。あ、風になってる。
ゴール直前まで1位だったが、張さんに本気出され惜しくも2位!
なぜかもらったトマトをかじる私。空と大地はそんな僕も気にかけることなく広漠として雄大だった。母なる大地と父なる天、蒼き狼と白き雌鹿に感謝だ。
クライマックスを終えたところでバスでフフホトに戻りSPAへ。垢がとれる、ぼろぼろとれる。弱った尻に沁み入る命の水。生き返った。
寝台列車で北京へ。疲れが眠りを呼び寄せる。
<13.08.09>
北京6時着。昨日までの疲れも知らず観光。
居庸関(万里長城)、798芸術区、胡堂、天安門広場へ。
居庸関、階段が急でかなりおっかなびっくり昇ったな。清朝歴代皇帝トランプ買い忘れた。
胡堂には『蒼穹の昴』っぽい雰囲気が残っており、古き良き中国感がある。没法子。
建築材に石が使われており日本との文化の差異を感じる。石造りの建物の横にはファストフード店や高級車が並んでおり、この文化モザイク感はなかなか現代日本では味わえないね。
専用バスでまた上海。
<13.08.10>
3時間くらい散策・ショッピング。心残りはないか。
12時ごろ鑑真号で帰途へ。
<13.08.11-12>
船アンド船。やっぱり酔う。
人狼ゲームやトランプをしたり、クロッキー帳を開いたり、写真撮影をしたり、将来の進路や不安を語り合ったり、カレ/カノの話をしたり、早くも想い出となった草原の日々に憧憬を抱いたり、一人海に沈む夕陽を見て感慨にふけったり、残り少ない旅を思い思いに過していった。
おまけ。
部屋のテレビTOZHIBAじゃねーの。
<感想>
- 馬術経験不要。馬術経験あると尚よし。鞍が木製で硬いのでツーポイント推奨。
- 内モンゴルは乾燥している。汗がすぐ乾くので、草原滞在中に風呂に入れないことはそんなに気にならないかな。ただオナパンは基本。ミネラルWは用意してくれるよ。
- 費用は15~20万くらい。詳しい手続きはHPから資料請求してみてね。
- 人生観の変革を期待するよりも、強敵(とも)たちとの現在(いま)を楽しもう。ただ現地交流感はあまりないかな。いつかシルクロードも行ってみたい。
- 奔流の旅 参加者の声も参照。
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今回に限って言えば、参加者内訳は学生・社会人が30人くらいで、年齢帯はほぼ20~28くらいか。リピーターも2人くらいいた。
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クロッキー帳好き、写真好き、廃墟好きなど、美大生が1/3くらいなのでややアーティスティックになる。悩み持ちの人もいるよ。
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リーダーシップ、フォロワーシップの修養にどうか。
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話すことが得意な人はもちろんのこと、苦手な人は自己を拡張させる意味で頑張って話してみよう。人に興味を持つって、けっこういいことですよ。でも打ち解けるのってけっこう難しいですよね。
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いわくありげな人の心の闇を垣間見たり、ひと夏の恋を遠巻きに眺めたり、いろんな人がいろんなことを考えているんだなあ。
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関西勢は一度集まってモンゴル感のあるところでコスプレ飲み会、参加メンバーほぼ全員では(ディズニ―シー行ったあとに)1回だけ飲み会したりはしたかな。facebookではほぼ全員と繋がっているが、それっきり。でも、これくらいのゆるい紐帯でいいと思う。想い出は心の中で結晶成長させるのが一番だ。
<強敵(とも)たち>
風を駆けた強敵(とも)たちを紹介。
強敵の一部をあだ名で紹介。
- 硝酸:僕です。溶かします。
- くまさん:闇深き巨漢。変顔とクロッキー帳の扱いがうまい。バディの一人。
- アップル:iPhoneユーザ。リッツ1回生ということで若い。
- ブルーレイ:今は亡き首都大学東京生。愛されキャラ。私の桂邸に泊まったこともある。
- 部長:先生。社会人ゆえの余裕が感じられる。ジュリさんも含めけっこう美人だよね?
- レーメン:お茶の水だけにお嬢様感がある。想われていた。
- マキさん:ちょいワルのあんちゃん感がある。ドクロやパンクが似合いそう。カノジョも参加してたのは秘密。
- まいちゃん:記者志望の一橋。男連中のリーダー的存在。けっこう憧れてたんだ。
- マユッキー:女性陣のリーダー格。柔和そう。
- わっさん:関学。写真好き。すごくアロワナさんに似てる。
- おにいちゃん:市立大。おなかが出ている。若いが余裕がある。
- リング:彫りが深い。写真好き。バディの一人。
- YUFUさん:ICU。けっこう好みだったけど、カレシいるんだって。
- MASAMIさん:社会人でリピータ。経験者感がある。
- MACHIDAさん:同じ大学でリピータ。上品でいいよね。