Javaさんのお部屋(サム・ジーヴァ帝国図書館)

Javaさんのお部屋です。引っ越しました。詳しくは「はじめに」を読んでね。スマホ版は全体像が見えにくいから、PC版と切り替えながら見てね。

2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧

アイデアのつくり方

アイデアのつくり方 [単行本]著者:James W. Young 訳:今井茂雄評価:B+【粗評】コピーライターの著者が明かしたアイデアのつくり方。本編60ページという薄さ。原著の初版は驚くなかれ1940年。「アイデアとは既存の要素の組み合わせ以外の何ものでもない」…

零の発見

零の発見―数学の生い立ち (岩波新書) [新書]著者:吉田洋一評価:B+【粗評】「0」を含むインド記数法は、アラビアを経てヨーロッパに伝わった。そんな0に関するよもやま話。最近ご無沙汰の筆算の威力を思い知ることになる。「直線を切る」では連続の問題に…

資本主義という謎

資本主義という謎 (NHK出版新書 400) [新書]著者:水野和夫 大澤真幸評価:B+【粗評】エコノミストと社会学者が対談。内容は水野の『資本主義の終焉と~』と大体同じ。歴史の流れをより詳しくし、社会学的要素を盛り付けた(第5章)といったところ。第5章では…

高度成長と企業社会

高度成長と企業社会 (日本の時代史) [単行本]編:渡辺 治評価:C【粗評】ほぼ教科書。「高度成長と企業社会」の章だけ読んだ。 高度成長期の熱気を感じたいのだが、うってつけの本はないもんだろうか?

おくのほそ道

英文収録 おくのほそ道 (講談社学術文庫) [文庫]著者:松尾芭蕉 英訳:ドナルド・キーン評価:A【粗評】日本の心をキーンが翻訳。現代語訳はないが時代が下っているので問題なく読める。「夏草や」「閑さや」の俳句・短歌だけでなく、地の文も趣満載。芭蕉が…

赤ひげ

赤ひげ【期間限定プライス版】 [DVD] [DVD]評価:A【粗評】世界の黒沢×世界の三船。そして「 休 憩 」。もはや定番。もはや様式美。原作は周五郎。長崎帰りのエリート青年医師・安本君がひょんなことから赤ひげの養生所でインターン。患者の臨終を看取ったり…

東京ゴッドファーザーズ

東京ゴッドファーザーズ [DVD] [DVD]評価:B+【粗評】今敏監督作品。ホームレス三人組が巻き起こす奇跡のオンパレード。誰でも楽しめるエンターテインメント作品となっている。希望以外を予感させない大団円。自らのあるべき場所に思いをめぐらせてみよう(・…

独裁者-The Great Dictator

独裁者 [DVD] [DVD]評価:A【粗評】監督脚本主演・チャップリン。ナチスたけなわの1940年公開。チャップリンのキレキレコミカルな動き、舞台装置・小道具の謎ギミックには幾度も笑わせてもらった。なかでも髭剃りシーンは最高。さんざんおふざけしたところで…

少年時代

少年時代 [DVD] [DVD]評価:C【粗評】不二雄Ⓐの同名マンガの映画版。主題歌は陽水井上の同名曲。監督は篠田正浩。東京から富山に疎開してきた主人公。特殊技能を発揮しながら少しずつ、大原一派とつながりを強めていくが、須藤君の登場で勢力図は一変。パワ…

愛の渇き

愛の渇き (新潮文庫) [文庫]著者:三島由紀夫評価:B【粗評】ユッキー。嫉妬、愛、幸福が混ざり合いながら三転倒立。悦子さんの心理がわからない。

書く力は、読む力

書く力は、読む力(祥伝社新書) [新書]著者:鈴木信一評価:B+【粗評】「神田川」のサビの読解、いろいろな文学作品や生徒のリレー作文の精読を通じ、前の文との整合性を保ちながら、情報の「不足」を補っていくという、「読み」「書き」両方に必須の基本技法…

国家の盛衰

国家の盛衰 3000年の歴史に学ぶ(祥伝社新書) [新書]著者:渡部昇一 本村凌二評価:B+【粗評】オッチャン二人が対談。ローマからアメリカまで、覇権国の盛衰を大づかみする。トリはもちろん日本。「へえ」がよく出た。覇権を支えるものは古代も現代も軍事力(…

少女売買

少女売買 インドに売られたネパールの少女たち [単行本(ソフトカバー)]著者:長谷川まり子評価:B【粗評】行動力あるライターが見つめてきた、インド性産業のDeep Darkな実態。引き際の悪すぎる著者は、現地NGOを取材するだけでは終わらず、日本でNGOを立…

植物知識

植物知識 (講談社学術文庫) [文庫]著者:牧野富太郎評価:B【粗評】世界のトミーが小ネタをはさみながらおなじみの植物について解説してくれるぞ。花は、率直にいえば生殖器である。と冒頭の率直な言葉にもあるように、草花の繁殖機構に重点が置かれている。…

馬は語る

B

馬は語る―人間・家畜・自然 (岩波新書 黄版) [新書]著者:澤崎 坦評価:B【粗評】馬のからだのしくみや、育て方・しつけかたを知りたいキミに。キミも今日から馬博士だ。B術部員はすべからく読んでおくべきだろう。少し古いが関連産業(競走馬、畜産…)のデー…

余は如何にして基督信徒となりし乎

余は如何にして基督信徒となりし乎 (岩波文庫 青 119-2) [文庫] 著者:内村鑑三 訳:鈴木俊郎評価:B【粗評】農学校での開発、米国での暮らしの経て、徐々に基督信徒になっていく自身の心を見つめた自伝的作品。異邦の基督信徒ならではの視点が広く世界に認…

知的複眼思考法

知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ (講談社+α文庫) [文庫]著者:刈谷剛彦評価:B+【粗評】常識や紋切型にとらわれない思考法、それが「知的複眼思考法」。新聞記事の読解や、作文、学生レポート添削など、種々のレッスンを通じ、知的複眼思考…

宇宙を目指して海を渡る

宇宙を目指して海を渡る MITで得た学び、NASA転職を決めた理由 [単行本(ソフトカバー)]著者:小野雅裕評価:B+【粗評】てっきりサイエンス系の棚にあるかと思ったら、自己啓発の棚に置いてあった。MITに6年半留学し、NASAで働き始めた著者。そんな彼のやや…

理科系の作文技術

理科系の作文技術 (中公新書 (624)) [新書]著者:木下是雄評価:B+【粗評】30年前の本なので、OHP、手書き論文・手紙など時代遅れな面は致し方ない。しかし、本質に何ら変化はない。簡潔明快で論理的な文章を書くためには読んでおくべきだろう。豊富な例がウ…

ことばの贈物

ことばの贈物―岩波文庫の名句365 (岩波文庫別冊) [文庫]編:岩波文庫編集部評価:C【粗評】みんなエエこと言いはるやん。トイレ用。【学んだこと、生かしたいこと】【その他・リンク】

相対性理論

相対性理論 (岩波文庫) [文庫]著者:A. Einstein評価:B【粗評】アインシュタインの1905年三種の神器のうちのひとつ。補注&解説つき。20世紀初頭だけあってまだ牧歌的な部分が残るが、時代の躍動感も感じられよう。迂遠だったり性急だったりする部分がある…

非ユークリッド幾何学の世界

非ユークリッド幾何の世界 新装版 (ブルーバックス) [新書]著者:寺坂英孝評価:B【粗評】老生こと著者とA君の数学的議論。ガウス・ボヤイ父子・リーマン達の苦闘を交えながら、初等幾何を拡張、読者を非ユークリッド幾何学の入り口まで案内する。本書のモデ…

論語

論語 (岩波文庫) [文庫]訳注:金谷 治評価:A【粗評】みんな知ってる、孔子と弟子たちの言行録。「学びて時に~」「巧言令色~」「過ぎたるは~」「己れの欲せざる~」など既視感ある金言がズラリと並ぶ。聖人君子を目指し、仁徳を身につけたいキミに。「~…

高校数学でわかる相対性理論

高校数学でわかる相対性理論 (ブルーバックス) [新書]著者:竹内淳評価:B+【粗評】「高校数学でわかる~」シリーズでおなじみの著者。章末では定番、科学者の紹介コーナーあり。わずか2つの仮定をもとに、高尚な数学を使用せずに特殊相対性理論が導かれる…

ことばの花束

編:岩波文庫編集部評価:B【粗評】こういう本はトイレ用に最適。【学んだこと、生かしたいこと】【その他・リンク】

賃銀・価格および利潤

賃銀・価格および利潤 (岩波文庫 白 124-8) [文庫]著者:カール・マルクス 訳:長谷川文雄評価:B+【粗評】著者曰く、「私は『資本論』の入門書としてこれより秀れたものを知らない」。「『資本論』を第一章だけで投出された諸君は是非この書から再出発して…

インフレーション宇宙論-ビッグバンの前に何が起こったのか

インフレーション宇宙論―ビッグバンの前に何が起こったのか (ブルーバックス) [新書]著者:佐藤勝彦評価:B【粗評】インフレーション宇宙論の生みの親の一人である著者が、インフレーション宇宙論を平易に解説。インフレーション宇宙論がいかに生まれ、いか…

草の海-モンゴル奥地への旅

C

草の海―モンゴル奥地への旅 (集英社文庫) [文庫]著者:椎名誠評価:C【粗評】たくさんのカラー写真とともにモンゴル奥地への旅行記を綴る。そこまで面白くないので写真だけ眺めていればよい。著者は、「三六〇度全方向洗濯機型めちゃ揺れ」「四方八方闘争的…

江戸の性愛術

B

江戸の性愛術 (新潮選書) [単行本]著者:渡辺信一郎評価:B【粗評】『おさめかいまいじょう』という遊女の性技指南書を口語訳しつつ解説。モロ見えの図入り。まじめそうなオッさんがこんなドエロい本を書いたかと思うと、それだけで笑えてくる。けつ・きんた…

エピジェネティクス-新しい生命像をえがく

エピジェネティクス――新しい生命像をえがく (岩波新書) [新書]著者:仲野 徹評価:B+【粗評】パンピ&マスコミ「エピジェネティクス? 何それおいしいの?」エピジェネを彼らに伝えたくてうず(・ε・)うずしていた著者が筆を執った。1. ヒストンがアセチル化…