Javaさんのお部屋(サム・ジーヴァ帝国図書館)

Javaさんのお部屋です。引っ越しました。詳しくは「はじめに」を読んでね。スマホ版は全体像が見えにくいから、PC版と切り替えながら見てね。

論語

訳注:金谷 治
評価:A

【粗評】
みんな知ってる、孔子と弟子たちの言行録。
「学びて時に~」「巧言令色~」「過ぎたるは~」「己れの欲せざる~」など既視感ある金言がズラリと並ぶ。
聖人君子を目指し、仁徳を身につけたいキミに。

「~だね」「~だよ」とややくだけた訳で、親しみある孔子像が浮かび上がる。
ネタキャラの子路や優等生の顔回など、弟子たちにも思いのほか人間味がある。
儒教聖典といったコチコチな雰囲気はあまりない。

仁や政のことを問うても、その答えは何通りもある。
問うた人を戒めたり、からかったり、あきれたり、たまにほめたり。
奥深すぎて、孔子って人がわからない。

漢字だけの原文を訓読するのは非常に難しい。
しかし、こういった漢語の訓読が日本人の中二力を養ったのだ。

【学んだこと、生かしたいこと】
仁(・ε・)仁心惹かれてく

【その他・リンク】
巧言令色、鮮なし仁。

人の己れを知らざることを患えず、人を知らざることを患う。 

学んで思わざれば則ち罔し、思うて学ばざれば則ち殆し。

義を見て為ざるは、勇なきなり。

惟だ仁者のみ能く人を好み、能くひとを悪む。

賢を見ては斉しからんことを思い、不賢を見ては内に自ら省みる。

過てば則ち改むるに憚ること勿かれ。

己れの欲せざる所は人に施すこと勿かれ。 

躬自ら厚くして、薄く人を責むれば、則ち怨みに遠ざかる。